薬局の店員の修煉物語
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文╱中国の大法弟子 甘露

 【明慧日本2017年4月8日】私は個人経営の薬局で店員をやっています。2003年から現在まで数多くの薬局を歩き渡り、様々な店主や顧客に接してきました。

 2006年、一軒の大きな薬局でサプリメントの販売を担当していました。ある日、1人の男性客が来店して、漢方薬の精力剤が欲しいと言いました。私はリピーターの多い商品を紹介しましたが、彼はかなり迷っていてなかなか決心がつかず、自分はこれまでいろんなものを試したが、いずれも効き目がないと言いました。私は「このサプリメントはとても効き目があるので、お勧めします」と言うと、彼はなにも考えずに「効き目があるって、おまえはなぜ知っているのか? 俺と試して見るか」と、聞くに堪えない言葉を発しました。もともと善意で彼に商品を紹介したのに、これほど私を侮辱する暴言を吐かれ、その時、本当に彼をぶん殴ってやりたい気持ちでした。しかし、師父の『轉法輪』の中に書かれた言葉を思い出し、修煉者は「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」をやり遂げなければならないと思い、彼とケンカする気持ちをグッと押さえました。しばらくして落ち着いてから、私は冷静に「本当に買いたいのならば、これをお勧めします。リピーターが多いから、きっと効果があると思いますよ」と言いますと、彼は半信半疑でそれを買って出て行きました。

 それから3年経ち、私は別の薬局で働くようになりました。ある日の朝、薬局の前を掃除していると、1人の男性がとても親切に挨拶して来て、「僕を覚えているかい」と聞きました。私は「お客さまが多いから、ちょっと覚えていません」と言うと、例の薬を買った時私を侮辱したお客で、彼と争わなかったことを思い出しました。私は「ああ、確かにそのような事がありましたね」と言うと、彼は「勧めてくれた薬は確かに効き目があったよ。僕を騙していなかった、あなたは良い人だ。その時は言い争わず有難う」と言いました。「私には信仰心があります、感謝するなら私の師父に感謝してください」と言うと、彼は「あなたは何を信仰しているのか?」と聞いてきたので、「法輪功ですよ」と答えました。そして、彼に法輪功はテレビなどが宣伝しているようなものではなく、天安門の焼身自殺もでっち上げで、法輪功を陥れるために政府が自作自演したものだと伝えました。さらに、私達は真・善・忍に基づいて良い人になるため、人に優しく、誠実で、包容力を持って周りのすべての人に優しく接するようにしています。だから、あなたから下品な言葉を発せられても、あなたと争うことをしなかったのです。そうでなければ、とっくにあなたとケンカしていたに違いありませんと言いました。私の話を聞いて、彼はとても誠意を持って私に謝りました。私はさらに法輪功の真相を話し、「江沢民からはじまった法輪功に対する迫害は多くの修煉者を一家離散させました。1999年7.20から現在に到るまで、罪のない善良な人たちを迫害する者は罪深い人で、きっと天罰が下ります。善悪には報いがあるのは天理です。この十数年間の迫害によって数多くの法輪功修煉者が殺害されました。神様はそれを許すでしょうか」と迫害の真相を話しました。彼は自分は検察庁で仕事をしていると言って、「今の中国では汚職や腐敗が蔓延し、模倣品や粗悪品が氾濫し、道徳が著しく低下している。僕は検察庁で仕事をしているから、あなた達よりも多くのことを知っている。中国共産党はあまりにも悪すぎる」と言い、「あなたを見れば、法輪功は素晴らしいものだと信じるよ。以前、三退して平安を守ることを聞いた事があるが、内容がよくわからなかった。今日はよく理解できたから、僕も三退するよ」と言いました。彼はそう言うと行ってしまいました。あれから30分後にまた果物を持って戻ってきました。お礼を届けに来たのです。私は断り切れなかったため、仕方なく受け取りました。そして、彼に「『法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい』としっかり覚えておいてください。危難に遭った時、それを念じれば災いが転じて福となりますから」と伝えました。彼は「真・善・忍」と繰り返し言いながら、ここを去って行きました。

 2014年、私は店主と店員2人だけの小さな薬局に移りました。ここで薬の仕入れから販売、経理まで全て私1人でやりました。店内には監視カメラもなければ、店主もよく留守をしている為、店はほぼ私1人に任されていました。ここで働いた1年半の間、薬品もお金もきっちりと管理しました。ある日、店主は「釣り銭は間違っていない?。50元ほど足りないのよ」と言いました。私は「そんなことはないでしょう」と言って、帳簿を調べようとしました。店主は機嫌を悪くして、自分がすでに帳簿をチェックして、問題がないと言い張り、「きっとあなたの間違いでしょう」と決めつけました。

 領収書や伝票を調べるのは大変面倒なことですが、しかし、全部調べてみようと思いました。私は根気よく店主を説得し、先月のすべての帳簿と領収書、伝票を出して調べて見ました。その日の午後ずっと調べていくと、やっと1枚の70元と書かれた領収書を見つけました。それは私が支払ったもので覚えています。しかし、店主は帳簿に付ける時に、7を2と見間違ってつけたため、ちょうど50元少なく計上されました。問題がここで見つかりました。店主は恥ずかしそうに私に謝りました。

 実は、この事について私はまったく気にしていません。この店主は性格が悪く、怒りっぽくて、よく顧客とケンカし、私にもよく怒っていました。しかし、私は彼女と争うことをせず、いつも優しく彼女とコミュニケーションを取ろうとしました。仕事の中でも、私はコツコツと働き、報酬にこだわらず、苦労をいとわず恨み言を気にかけないで、仕事の中でトラブルが起きた時でも、いつも彼女が当たり散らしていても、いつも私は黙って聞くだけにしていました。時間が長くなると、彼女は「私が怒った時に、どうしてケンカしないのか?」と聞くので、「私は真・善・忍を修めています。法輪功の修煉者ですから」と答えると、彼女はびっくりして、「法輪功はなんとかで、なんとかじゃなかったの?」と言いました。「私がそのような人物に見えますか」と言うと、彼女は「確かに、あなたの振る舞いを見れば、テレビで言っていたのは嘘のように思う」と言いました。そして、いつしか彼女も『轉法輪』を手にして読むようになりました。次第に、彼女の喋り方も優しくなり、家族と喧嘩しなくなり、顧客達も彼女が変わったと褒めてくれました。そして店の商売もますます繁盛するようになりました。

 李洪志師父が伝授された真・善・忍の法理は人の心を変え、人を善に向かわせ、世間の人に平安、健康、幸福をもたらし、法輪功はすでに世界の100以上の国と地域に広まりました。この事実からみても、法輪功は最も正しく、最も素晴らしい功法であることを実証しました。私達は再び中国の同胞たちに「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と声を大にして告げたいのです!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/2/345058.html)
 
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