北京の懐柔区で法輪功学習者7人 不当に連行される
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 【明慧日本2017年4月10日】北京通州の趙平さん、豊台区の李淑雲さん、昌平の陳春花さん、譚守礼さん、崔国梅さん、王如勝さん、貴州の屠小敏さんの7人が、3月8日午前北京懐柔検査所を通過した時、呼び止められて検査を受け、その後、懐柔区湯河口派出所に不当に連行され、拘禁された。現在趙さんと陳さんの2人はすでに解放された。李さんは順義留置場で拘禁されたままで、他の4人は状況が不明である。

 3月8日午前、趙さんら7人は検査を受けた際に、車の中の携帯電話3台とお守り数十枚、それに所持していた現金500元を警官に押収された。

 李淑雲さん宅の家財を不当に押収

 李淑雲さんは順義留置場で不当に拘禁されている。3月9日午後2時頃、和義派出所の警官の李勇は懐柔派出所の警官を連れ、李さんの家に行った。警官の中に1人の私服警官がいた。警官全員は法律の根拠をはっきりと言わずに、捜査令状を差し出し家の中を家宅捜索し、『論語』が入った額縁やカレンダーなどを押収した。その過程で李さんの家族は、警官に法律の根拠が何かを数回にわたり聞いても、警官らは一言も言わなかった。後に、警官は李さんに押収品を確認させ、サインをさせようとしたが、李さんは断った。警官らは何も言わずに立ち去った。

 今現在でも李さんの家のどんなものが押収されたかわからない。家族はすでに懐柔区公安分局に訴え出て、区検察庁に提訴している。一回目に訴え出た時、区公安分局の人員は態度が横柄で、家族にこれからも法輪功を修煉するかどうかを聞き、まだもし修煉すると言うのなら、すぐにお前達を連行すると脅かした。

 趙平さん宅の家財を不当に押収

 趙平さんは順義留置場に拘禁された。3月9日午後、懐柔分局の李愛峰、国保大隊の警官ら2人、地元派出所の警官、住民委員会主任と一緒に趙さんの家に行き、家宅捜索し家財を押収した。国保大隊の警官ら2人は私服であった。そして大法書籍4冊を押収した。趙さんは警官に抗議をし、警官が法律の手続きに違反して証拠を捏造し、自分の正常な生活を破壊するものであると抗議した。

 順義留置場での拷問:手錠、足かせ、「板の上で縛る」

 順義留置場で警官の指し図で同室の他の受刑者が法輪功を罵った。警官は趙さんに「罵る様子を見て、もっと激しい行為をするかもしれんぞ」と脅した。これに対して趙さんは抗議をし、留置場に駐在する検察官の鄭玉彬と面会できるように要求したが、鄭検察官はそのまま一切返事をしなかった。

 順義留置場で拘禁されていた趙さん、屠さん、崔さんは手かせ足かせをかけられた。他の受刑者が崔さんに「板の上で縛る」ことを言ったことがあった。「板の上で縛る」とは拷問の一つで、薄着で寝台用の板に縛られたままで放置され、トイレにも行かせず、飲食もさせない。現在、まだ寒い中、夜になっても薄着のままで布団もかけさせないまま、24時間の間、身体をこごらせた状態に放置する拷問である。

 譚さんは他の受刑者が警官の指し図で法輪功を罵ったことに抗議して、3日間、断食したことがある。

 懐柔留置場で陳春花さんが灌食を強いられた 

 懐柔留置場で陳春花さんは名前と住所を言わず、10日の間断食した。その間、3回も灌食を強いられた。警官は灌食した後、使った管をそのまま陳さんの体内に残し、管を鼻から差し込んだまま放置した。10日目に警官が陳さんの血圧を測定したところ、血圧計の水銀柱がどんどん昇上し止まらなかった。警官は怖くなり、結局仕方なく陳さんを解放した。

 その間、陳さんが断食し医務室にいた時、警官はわざと3時間の会議を行い、陳さんを「板の上で縛る」かどうかを討議した。陳さんは心臓が悪いことを警官に訴えた。警官らは陳さんが断食していて身体に異常が起こるのを心配し、また責任を負うのを恐れ、陳さんを「板の上で縛る」拷問をやらなかった。

 7人が不当に連行された後、懐柔留置場と順義留置場に別々に拘禁した。3月19日までに趙さんと陳さんは解放されが、李さんは順義留置場で不当に拘禁されたままで、他の4人は状況が不明のままである。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/22/344589.html)
 
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