殴られ右目失明の銅陵市の学習者・韓忠さん 再び連行
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 【明慧日本2017年4月12日】安徽省銅陵市の法輪功学習者・韓忠さん(52)は長年冤罪を着せられ、かつて安徽南湖労働教養所で殴られ右目を失明した。その後、懲役6年の判決を下され、銅陵刑務所で残忍な迫害を受けた。今年1月16日の夜に、韓さんは再度連行され、今なお不当に拘禁されている。

安徽南湖法轮功学员韩忠
韓忠さん

  今年3月、韓さんの家族はこれ以上我慢できず、至る所で韓さんを探し回り、弁護士に依頼した。董弁護士は韓さんに面会することができ、状況を調べた後に検察庁に起訴を取り下げ、韓さんを無罪で解放するように要求した。

 韓さんは多くの真・善・忍を実践している法輪功学習者の中の1人である。1999年7.20後、銅陵市の610弁公室と政法委の人員の指示の下で、国保大隊の警官は韓さんを連行し、家財を押収し、留置所に拘禁し、思想改造施設および労働教養所で苦しめた。1999年から今年までに、韓さんは6回も不当に連行され拘禁された。最も長いものでは懲役6年の判決を下された。

 南湖労働教養所は安徽省の宣城に位置し、男性の法輪功学習者を迫害する収容所で、地元の民衆は「南湖鳳凰山に入れば、死ぬか半身不随になるしかない」の言葉で南湖労働教養所の邪悪さを例えている。その例え通り、韓さんは2006年11月の前後に、南湖労働教養所で殴られて右目を失明した。

 韓さんの追憶によると、ある日、韓さんは便所に行ってから作業場に帰る途中、2人の受刑者に道を遮られ、故意に騒動を引き起こされた。その場で警官は拳で韓さんの右目を殴打し、すぐ流血したにも関わらず、もう1人の警官は引き続き暴力を加え、韓さんを事務室に引っ張った。

 しばらくすると、王と言う警官が「なぜ事務室にいるのか、作業場に戻れ!」と韓さんを問い詰めた。韓さんは負傷した右目の治療を求めたが、無視されさらに殴られた。そのまま放置され、半年後の2007年4月5日、ようやく病院に行き検査を行ったが、右目はすでに失明していると診断された。

 2009年、610弁公室のコントロールの下で、韓さんは懲役6年の判決を下され、銅陵刑務所に拘禁された。苦しめられた韓さんは痔を患ったが、刑務所は治療するどころか、警官がもっぱら韓さんの肛門を蹴るように指図した。そのため地面に大量の血が流れ出た。

 銅陵刑務所で、韓さんは手錠をはめたまま窓の枠に15日間吊し上げられ、入浴と睡眠を許されず、蚊に刺されっぱなしで放置され、何度も高圧の電気棒で電気ショックを加えられ、連続4時間以上も電撃を受けたこともあった。

 銅官山派出所の警官は、常に韓さんを監視し、嫌がらせをしていた。今年1月16日の夜、銅官山支局の警官2人が韓さんを強制的に連行し、今なお拘禁し続けている。

 今年3月、韓さんの家族が依頼した弁護士は韓さんに面会することができ、状況を調べた後に検察庁に起訴を取り下げ、韓さんを無罪で解放するように要求した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/17/344373.html)
 
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