中米首脳会談 法輪功学習者が迫害停止を求める
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 【明慧日本2017年4月12日】(米国フロリダ州=明慧記者・劉文武)米国のトランプ大統領は4月6,7日、フロリダ州パームビーチにあるトランプ米大統領の別荘マール・ア・ラーゴで、中国国家主席・習近平氏を迎えて会談を行った。法輪功学習者もここに集まり、習近平国家主席に対して、法輪功迫害の早期終結、ならびに迫害の元凶・江沢民を法の下で制裁を行うよう促した。

图1-5:法轮功学员在习近平入住的旅馆和去马拉戈庄园的沿途,以及马拉戈庄园外和平请愿,要求“停止迫害法轮功”、“法办江泽民”。
米国フロリダ州にあるトランプ米大統領の別荘に行く沿道で迫害の停止や、

江沢民を法の下で制裁するように呼びかける法輪功学習者

 当日、習近平氏が宿泊するホテルの前や、米大統領の別荘へ行く沿道に「法輪大法は素晴らしい」「真善忍は素晴らしい」、「法輪功への迫害停止を」、「元凶・江沢民を法の下で裁きを」、「世界は真善忍を必要としている」と書かれた横断幕が掲げられた。習近平氏を乗せた車列が通りかかった際、間違いなくこの横断幕を目にしたことでしょう。

图6:来自华盛顿DC的法轮功学员林晓旭
ワシントンDCから活動に参加した法輪功学習者・林曉旭さん

 ワシントンDCから活動に参加した林曉旭さんは、米国陸軍研究所に勤務している。林さんは「私たちがここに集まってきたのは、習近平国家主席が、法輪功を迫害した元凶・江沢民を法の下で裁くこと、その迫害機関である610弁公室を含む組織を解体させることを求めるためです」と話した。

 林さんは「米国大統領は、米中関係、貿易問題、北朝鮮問題を非常に重視しているようです。しかし、私たちはトランプ大統領に基本的な道徳の問題、人権問題も重視していただきたいのです。米国駐国連大使・ニッキーヘイリー氏が話されたように『米国は世界の道徳の良心である』。 ですから米中首脳が接触する過程で、人権を尊重することは両国がお互いに信じあう基礎を確立できるのです」と話した。

 林さんは今回の活動のスポークスマンとして、私たちは三つの重要な事を伝えたいのですが、それは法輪大法は素晴らしいということ、迫害を停止すること、江沢民を法の下で裁くことです。迫害は18年間にも及び、そして今も続いています。習近平氏はすでに法輪功を迫害する主要な人物・薄熙来、周永康などを逮捕し、汚職の罪で刑に処していますが、しかし迫害は依然として続いています。

 林さんは例を挙げて説明した。フリーダム・ハウスの2014~2016年までの記録では、933人の法輪功学習者が不当判決を受けて刑に処されているという。しかし多くは記録されておらず、さらに多くの学習者が不当に拘禁されています。ですからこの迫害の機制は停止することなく、続けられているといえます。江沢民が発動したこの血まみれの迫害は、犯罪者ではない数千万の法輪功学習者が被害を受けています。ですから、必ずこの迫害の元凶・江沢民を法の下で審判しなければなりません。

 記者会見の席で林さんは、今回の活動の参加にあたり、中国共産党から妨害された下品なやり方を公にした。最近、中共は家族を通じて、林さんが今回の平和的な請願活動に参加すれば、母親の帰国が困難になると脅かしたという。林さんは「我々は中共を手助けする者に厳正に言いたい、大きな局面として、迫害に参加した者はますます多くの悪の報いに遭い、薄熙来、周永康などは法の下で裁かれ、名義上では汚職としているが、実際のところは法輪功の迫害に積極的に参加した報いである」と話した。林さんは今も迫害に参加している者は目覚めるようにと忠告し、江沢民に追随して善良な人を迫害しないようにと呼びかけた。彼らは、法輪功を迫害する者はすべて記録されていていることを知っており、法の網が張り巡らされ、悔い改めさえすれば救われる道があると勧めた。

 今回の活動には多くの西洋人法輪功学習者が参加した。ジョージア州から参加したデニス・ガルシアさんはその1人である。今年で60歳になったデニスさんは、すでに14年間修煉しており、見たところ30代にしか見えなかった。テレビの報道で法輪功を知ったデニスさんは、生命の真の意義とは何かが分かり、修煉後は健康で無病状態になり身体が軽やかになったとのこと。しかし、兄弟姉妹たちは法輪功を修煉していないため、疾病に苦しんでいる。ですから、デニスさん大法に与えられたすべてに感謝しているという。

 デニスさん習近平氏に進言した。「真理を恐れてはなりません。中国現政権の最高指導者として、まずしなければならないことは、江沢民を法の下で裁くことであり、法輪功に対する迫害を停止させることです」。同時にガルシアさんはトランプ米国大統領に、習近平氏を促して中共の法輪功に対する迫害を終結させることを希望しているという。

 ニューヨークからの参加者Dzima Ammaさんは、大法がもたらした素晴らしさを話したとき、感極まって涙を流した。大法は私が探し続けたものであり、大法を修煉したことが一生の喜びであるという。Dzimaさんは全ての人に大法を調べてほしいと希望している。

 Dzimaさんはテレビで見た当時のことを話した。「信仰のために虐殺されていることに理解できず憤りを感じました。その後ネットで大法を調べているうちに、これこそが自分が一生探し続けたものであると分かりました。大法は、私は誰なのか? 何のためにここにきているのかを分からせてくれました。大法は良いことと悪いことの分別を私に教え、そして私に知恵を与えてくださいました」と話した。

 Dzimaさんは「今日、ここに来たのは、人々に法輪大法は素晴らしいということを教え、法輪功迫害の停止を呼びかけ、江沢民が法の下で裁かれることを願っています。習近平氏に、法輪大法は社会の促進によい作用があり、米国の法輪功学習者、世界の法輪功学習者を見てください、大法を恐れてはなりません。同時にトランプ大統領に、中国で発生していることに関心を寄せてください。信仰のために迫害に遭っているのです。米国は正義を守るべきです」と話した。

 タンパの法輪功学習者・苑青さんは、この活動に参加するために訪れた。苑さんの母親・鄭翠萍さんは今年2月、法輪功の教えを放棄しないため、懲役6年の不当判決を宣告された。現在、8カ月間留置所に拘禁されているが、迫害により健康状態が悪化し、左足のリンパが大きく腫れているという。留置所側は「健康そのもの」と言って家族を騙し、面会を許可しないという。苑さんは、各界に母親の迫害に関心を寄せるよう呼びかけ、同時にトランプ大統領に、母親や拘禁されているすべての法輪功学習者を解放するよう、習近平氏に求めてほしいと言っている。

 苑さんは「米国は中国の人権問題の状況改善を重視すべきで、これは世界にとって重要な一部分であり、中国の人権改善は世界にとっても良いことです」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/7/345325.html)
 
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