【明慧日本2017年4月12日】山東省青州(せいしゅう)市の法輪功学習者・董桂文さんは昨年3月7日、不当に連行されて濰坊(いほう)市留置場に拘禁された。その後、董さんに対して3回ほど青州裁判所で秘密裏に開廷され、懲役4年の判決を下された。家族は弁護士に依頼し、判決を不服として上訴した。前の2回の上訴に対して、濰坊中級裁判所は「証拠不十分で」青州裁判所の裁判を却下したが、3回目に審理した後、家族や弁護士にも知らせないまま、今年3月28日、董さんを済南女子刑務所に送った。
昨年8月31日、董さんに対する裁判が行われた。法廷で、董さんは法輪大法の素晴らしさ、及び自分が修煉した後、心身ともに受益したことを述べたが、裁判官に怒られ大声で叱られた。しかし、裁判が終わった後、裁判官は弁護士に「国家が挙げた多くの邪教の中に、なぜ法輪功がないのでしょう。法輪功が邪教ってどこの法律にも書いていないが、原因は一体なんでしょうか?」と密かに尋ねた。弁護士は「全世界の多くの国々では法輪功を自由に煉れます。中国共産党だけが法輪功を禁止しています。法輪功は悪くなく、法輪功を弾圧する中国共産党が本当に悪くて違法しているのです」と答えた。
法廷で、弁護士は次のように弁護した
「法輪功を煉ることが違法だとは、どこの法律条例にも書いてありません。被告人はいったいどの法律の何条の条文の実施を破壊したのですか」
董さんは法輪功の真相を伝えた時に、誰かに警察署に通報された。その通報者を「被害者だ」と裁判官が定めた。
「法輪功の宣伝を聞いただけで被害者になるとは、いったい何の被害を受けたのですか。なぜ被害者は出廷しないのですか。被害者が出廷したら、とりあえず私は『依頼者の董さんがあなたに何の損害を与えたのか』とまず質問します」
弁護士の有力な弁護によって、裁判官はそうそうに休廷を宣告した。
裁判の後、検察官は「中国共産党は十数年にわたって法輪功に迫害を加えています。確かに間違っています」と語った。
今年1月3日、濰坊市留置場で董さんに対して、また裁判が行われた。3月28日、弁護士や家族にも知らせないまま、董さんを済南女子刑務所に送った。数回、案件を却下した二審の裁判官にも連絡できず、面会もできないという。