【明慧日本2017年4月22日】吉林省乾安県出身の法輪功学習者の穆暁梅さんは、今年1月6日に連行され、長春市第4刑務所に拘禁された。穆さんは検察官から証拠書類にサインするように強要されたが、何も間違った事をしていないのでそれを拒否した。検察局は4月7日に訴訟を却下するよう言い渡され、穆さんは釈放された。
法輪功学習者が検察当局によって釈放されるという類似の出来事は、中国国内の他の地域でも見られる。多くの警察官が法輪功と迫害の真相を理解した後、中国共産党の迫害政策に従わないという断固とした一歩を踏み出した。
葦子溝刑務所による拒絶
穆さんは、法輪功学習者の董艶華さんと楊玉芝さんと共に錦城派出所の警官に逮捕された。董さんと楊さんは2人共、2週間拘禁されていたことのある葦子溝刑務所に不当に連行された。
穆さんの家族は穆さんがどこにいるかも知らず、警察署からも1週間以上何の連絡もなかった。家族は後になって穆さんが葦子溝刑務所に連れて行かれたことを知ったが、警察官は穆さんがその施設にいることを認めようとせず、穆さんを警察署に連れ戻した。
警察の副所長・劉輝は、次の日穆さんの身体検査を指示し、1月20日の晩、長春の第4刑務所に連れ戻した。
穆さんの家族は弁護士を雇い、検察局は4月7日に訴訟を取り下げ、穆さんは家に戻った。
何度も繰り返される拘禁
穆さん(53)は1996年に法輪功を始めた。真・善・忍に基づく教えは彼女の人生に大きな変化をもたらし、より広い心をもち、人を助けたいと思うようになった。
それにもかかわらず、信念を貫くことによって何度も繰り返し拘禁された。2003年には労働教養所に送られた。そこでは、見張りの者が穆さんの信念を無理やり放棄させようと電気棒を使ってショックを与えたり、疥癬に罹っている収容者の隣に寝させたりもした。穆さんはその後、睡眠を奪う拷問を受けた事のある、強化グループに送られた。
穆さんは2007年9月に再び逮捕され、黒嘴子強制労働教養所に2年間拘禁された。
しかしながら、最近の記事によると、お互いに罪をなすりつけ、告訴を取り下げたり、訴訟が却下されたり、違法に拘禁されている学習者が釈放されたりしている。