【明慧日本2017年4月23日】黒竜江省チチハル市の法輪功学習者・王宇東さんは不当に連行、拘禁され、拷問された事件で、このほど弁護士に依頼して当事者を告訴した。
今年3月20日から22日にかけて、チチハル市で複数の法輪功学習者が不当に連行された上に、自白を強要され、拷問された。劉明英さんなど学習者5人も被害者だった。
4月7日、人権弁護士は被害者の1人である王宇東さんと面会をした。王さんは、3月21日に妻と路上を歩いていた際に、チチハル警察署龍沙支局の警官により安順派出所まで連行され、そこで不当に60時間以上にわたり拘留された。
警官は王さんのバッグの中からUSBメモリーを1本捜し出し、メモリーのデータが法輪功の真相の内容であることを突き止めた。実は、そのメモリーは王さんが路上で拾ったもので、もともと自分の物ではなかったという。しかし、警官は「メモリーは他の学習者が渡してくれたのだ」と王さんに自白を強要したが、王さんはそれを拒否した。
同月22日夜10時から11時まで、王さん夫婦は市役所2号ビルのある部屋に移送された。その部屋には監視カメラが設置されていないため、どんな拷問でも受ける可能性があるという。そこに着くと、ある警官らしき者は「俺は幽霊屋敷から来た。ここに送られてきた者で自白しないヤツは誰一人おらんぞ」と放言して、王さん夫婦を2部屋に別々に拘禁し、USBメモリーの入手先先を尋問し始めた。
王さんは手錠を掛けられ、頭にビニール袋を被らされ、ビニール袋を締めたり、緩めたり何度も繰り返した。また、その上、煙草の煙をビニール袋に吹き入れられ、王さんはその煙を吸わされてむせて苦しんだ。それでも、王さんは引き続き自白を拒否したため、王さんに対する拷問は一層激化され、背中に置かれた手錠を持ち上げられ、肋骨を手の先で突かれた。
王さんが「法輪大法は素晴らしい!」と大声で叫んだところ、顔を靴で殴られ、顔は即座に腫れ上がり青色に変色した。
現在、王さんは弁護士に依頼して、チチハル市の警官らにより不当に連行され、拘留され、拷問された事件を告訴した。
消息筋によると、法輪功学習者に対する今回の一連の行動は、チチハル市の警察署、検察庁、裁判所によるものだったという。
王さんは不当に懲役10年の実刑判決を下されたことがあり、ハルビンの刑務所で独房に閉じ込められ、地面に固定されたまま酷く殴打され、睾丸を強くひねり回された。この拷問を加えた者は「もしも、お前を殴って死なせたら、正常な状態で死亡したと証明書を作ればいいだけだ」と放言した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)