内モンゴル赤峰市 多数の法輪功学習者を不当に連行する
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 【明慧日本2017年5月13日】内モンゴル赤峰市の紅山区公安局は、今年4月18~23日の間、丁玉芳さんの家族3人を含めて多数の法輪功学習者を不当に連行し、紅山区だけで少なくとも40人が嫌がらせを受けた。連行する中で、警官は公然と金銭を押収した。

 一、丁玉芳さん一家は朝4時に連行される

 4月18日朝4時、丁玉芳さん一家は、突然扉が叩かれる音に驚いて目が覚めた。扉を開けてみると、30人余りの警官が一斉に突入して来た。これらの警官は何の証明書も提示せず、丁玉芳さん、妻の劉鳳英さんと息子を抑えて、家の中の洋服ダンス、ベッドや箱などあらゆる所をひっくり返して家宅捜索し、部屋中を荒らし回った。

 3人は鉄南派出所まで連行され、飲食を与えられず昼夜手錠をはめられたままでいた。妻の劉鳳英さんは意識を失って倒れたので、息子と一緒に帰宅した。

 親子2人が家に帰った後、親戚や隣近所の人が大勢来た。ある親戚は「何がなくなったのか早く確認して」と言った。劉鳳英さんは、自分が少しずつ貯めた洋服タンスにあるはずの4千元余りを、警官に持って行かれたことに気付いた。息子がアルバイトで稼いだ千元は、ベッドの敷き布団の下にあったにも関わらず押収された。それから金のネックレス、イヤリング、指輪と価値のある箱詰めの朝鮮人参もなくなっていた。ある警官は次のように言った。「『この一週間、丁玉芳を尾行して、何とか収穫があった』と閻警察所長が言った」

 息子さんは鉄南派出所に行き、これらの返還を求めた時、所長・は「家財を差し押さえたのは国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警察官だから、こことは関係ない」とすべての責任から言い逃れた。

 4月23日午後、劉鳳英さんと息子の丁明宇さんは、再度鉄南派出所に行って所長を訪ね「丁玉芳はあなた達に拘禁されているが、一体どの法律を犯したのですか?」と聞くと、閻所長はすぐ法輪功を中傷し始めた。その時劉鳳英さんは「法輪功はあなたが言ったようなものではなく、良い功法です」と説明すると、閻所長は怒り出して「お前達が来なければ、こちらから行くつもりだった。今送ってやる」と劉鳳英さんと丁明宇さんを直ちに紅山区東留置場に送って拘禁した。

 丁玉芳さんの娘さんは、母親と弟がずっと帰って来なかったので派出所に問い合わせた。所長は法輪功学習者からの真相を説明する電話に出ると「もし私に決定権があるのなら、法輪功学習者を連行する度に銃殺刑に処す、誰がまだ大胆に法輪功を学ぶのかを見てみたい」と言った。

 二、40人余りが嫌がらせを受ける

 そのほか、宋さん、張彩蘭さん、孫海栄さん、于志慧さん、楊桂霞さん、封清さん、呂さん、李秋立さん、張素雲さんなど40人余りの法輪功学習者は、連行され嫌がらせを受けた。

 三、今回の責任者は、紅山区の公安局長・李英

 2012年、赤峰市の紅山区公安局長に新しく就任した梁占廷は、連行の人数を決めて、警官に法輪功学習者を連行させるように強制したため、多くの法輪功学習者は次から次と連行された。間もなく梁は身体の異変を感じ、心理上でも恐怖を感じたため局長の職務を辞任した。その後、赤峰市喀喇沁旗の公安局長・李英が、梁のあとを引き継ぎ紅山区公安局長に就任した。李英は前任の教訓を汲み取らず、天の警告を無視して引き続き善良な人たちを迫害している。

 李英は喀喇沁旗公安局長に在任した時、現地の法輪功学習者を厳しく迫害するだけではなく、周辺地域の法輪功学習者をも積極的に連行した。その中に、元宝山区の60歳の楊翠玲さん、五家鎮の教師・王秀芳さん、寧城の寧麗紅さんが含まれている。

 2015年7月21日晩、赤峰市の法輪功学習者・屈亜忠さん、齊洪樹さん、王金蓉さん、張春艶さん、魏国玉さんは、翁牛特旗の高速道路の入り口で警官に連行された。屈亜忠さんはひどく苦しめられてすっかり様子が変わった。王金栄さんは懲役5年6カ月、張春艶さんは懲役3年6カ月、屈亜忠さんは懲役3年6カ月、魏国玉さんは懲役3年の判決を下された。

 これらの冤罪事件の第一責任者はすべて、赤峰市喀喇沁旗の公安局長・李英、下記の写真の人物である。

'恶警:李英'

  李英

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/4/29/346347.html )
 
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