衆生が救われるため 全面的に迫害を否定する
■ 印刷版
 

文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年5月30日】私は地元の同修と協力して、弁護士に依頼し、迫害に反対し、衆生を救い、同修を救出する活動をしました。同時に、自らの案件においても、弁護士に依頼し、外の同修と協力し、衆生を救い済度する中で迫害を打破しました。ここで皆さんと私個人の修煉体験を分かち合いたいと思います。

 2014年4月、「建三江事件」が起きた期間中、私は不法に連行されました。私を監視していた警官は家族を尾行し、いきなり家に押し入りました。その時、私はちょうどパソコンで作業しており、保存していた多くの迫害を暴く資料や同修と弁護士の電話番号などが全部奪われ、そのデータは省の公安庁などの部門に持って鑑定すると警官に脅されました。噂では、当時、公安部、国安部、省の公安庁、国安庁の人は皆この案件を監督しているとのことでした。

 国保(法輪功迫害の実行機関)の警察はようやく「大物」を捕まえたと自慢し、私に厳しく判決を下すとか、刑期を10年以上にするとか、そして、地元で大捜査を行い同修を逮捕すると言いふらしました。私は断固として、「大法弟子の修煉の道は、あなた達の誰にも左右されません。私達の師父のおっしゃる通りになるだけです」と言いました。

 私は心の中で、警察に差し押さえられたすべての真相資料が人を救う効果が発揮できるよう、邪悪の迫害の「証拠」にならないようにと師父にご加持をお願いしました。そして、その連絡先と電話番号は法を実証するため、衆生を救うためにあるもので、決して邪悪に隙に乗じられないよう、他の人への迫害に使われないよう、と心からお願いをしました。

 不法に拘禁された最初の頃、毎回、警官や受刑者から「起訴する」とか「開廷する」、「判決する」、「刑務所に送る」などについての話を聞くと、心の中は多かれ少なかれ動じて、甚だしきに至っては、自分がそうなった場合どうすべきかまで考えました。その後、心を静めて一つ一つ大法に照らし合わせて内に向けて探すと、自分はまだ生死を放下できていない。そして名誉、利益、親族の情、自我に対する執着と観念があると気づきました。それらの心を放下してしまうと、もう外部の環境に妨害されることはなくなりました。

 師父のご加持の下、弁護士と会見の時、私の最も大きな心のしこりが解かれました。私は弁護士に「一部の受刑者の言動はとても下品で汚く、そして、私の修煉を大きく汚し、とても耐えられない」と言った時、弁護士は冷静に「彼らも中国共産党に毒されたためにこうなったのですよ。中国共産党は至る所で人類を墜落させるよう影響を及ぼしている……」と言った時、私の心はぱっと開き、これらの生命に対する反発と恨みが一瞬にして跡形もなく消えてしまい、彼らに対する哀れみや惜しむ気持ちでいっぱいになりました。

 弁護士との会見が終わり、再び刑務所の部屋に戻った時、受刑者達は私にかつてない関心と親切な態度を示してくれました。私は確実に「相は心より生じ、環境は心によって変わる」の内包を体得しました。

 私は悟りました。私個人が生死を平然と放下することができたとしても、案件が不法に進められると、一部の生命は邪悪に巻き込まれ、利用され、迫害に参加すれば、彼らは真の意味での被害者になり、彼らは未来を無くしてしまう恐れがあるのです。これらの衆生の将来のため、私の心の中で徹底的に迫害を否定する強い正念が生まれました。

 心の中で正念と慈悲の気持ちが生まれると、警官や受刑者に対して真相を伝える効果もますます良くなり、彼らも私の釈放にとても自信を持つようになりました。

 ある日の夕方、私は部屋のベッドで静かに発正念をしている時、窓の外で雷が鳴って、稲光が走りました。この時、別の空間が見えるある受刑者は「孫悟空が如意棒を持って祥雲に乗り、部屋の窓から飛び込んで来て、法輪功のおばさん(私の事)を迎えに来たのが見えた」と言いました。

 およそ二日後、留置場の警官は部屋のドアを開けて、大声で私の名前を呼び、とても嬉しそうに「荷物をまとめて、家に帰りなさい」と言いました。同じ部屋の受刑者は皆嬉しそうに私と別れを告げました。別れる前、私は彼女たちに「周りの人にくれぐれも『法輪大法は素晴らしい。真善忍は素晴らしい。神は中国共産党を滅ぼす。三退して平安を守る』と伝えてください」と言いました。彼女たちは皆喜んで承諾しました。そして、彼女たちは「なんの罪もない大法弟子が不法に連行され、迫害されるのを二度と見たくない」と言いました。

 留置所の外では、私を迎えに来た国保大隊の隊長が、私がすべての「保証手続き」を拒否するのを聞くと、笑いながら「こうなるだろうと思った。それなら、私のところに来なくていいよ。迎えにきたご家族と一緒に家に帰りなさい」と言いました。

 こうして、師父の慈悲なるご加護の下、多くの同修の正念の加持と積極的な救出活動の下、私はいかなる署名も供述もせず、不法に拘禁されて一カ月後、無事に家に戻りました。

 修煉者として、中国共産党に迫害された厳しい環境の中、いかに物事を行う基点を正しくし、世間の人にどのような心を持つかはとても大事なことです。この歴史的にも邪悪極まる迫害は、人類の僅かに残っている良識と道徳を崩壊させようとしています。真相を知らない世間の人々は本当の被害者です。

 大法弟子はどんな環境に身を置かれても、大法を実証し、衆生を救う歴史的な使命を担っています。ですから弁護士を雇い、迫害に反対し、真相を伝える根本的な目的は、もっと多くの衆生が真に救われるため、そして、中国共産党の統治下の警察、検察、裁判所の人々に最後の救われる貴重な機縁を与えるためだと悟りました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/22/348557.html)
 
関連文章