【明慧日本年2017年5月30日】上海市の法輪功学習者・応鈺さんは今年4月8日、普陀区の国保大隊(法輪功迫害の実施機関)の警官により不当に連行され、留置場に入れられて拘禁された。暫くの間、応さんは留置場に姿がなく、80代の母親はどうしても見つけ出せなかった。近頃、応鈺さんは上海のある思想改造施設に拘禁されていることが判明した。しかし、家族には当局から何の知らせもなかった。
応鈺さんは1995年に法輪功の修煉を始め、1999年に2年の労働教養を強いられ、それ以降も不当に3回連行されたことがある。普段は母親と共に生活を送っている。
今回、応さんが連行された原因は匿名の手紙だという。上海市普陀区検察局の検察官・官戈亮は今年、法輪功への迫害をやめるようにという善を勧める1通の匿名の手紙を受け取った。手紙の内容が気に入らなかったため、官検察官は警察に通報し、手紙を書いた者を探し出すように指示した。
4月18日朝、6、7人の私服警官は警察証を呈示しないまま、応さんの住宅に押し入り、何も書かれていない白紙の捜査証をちらっと見せただけで捜索を開始した。「捜索すれば、どんな証拠も見つかる」と放言した。こうして、応さんの家はメチャクチャに荒らされ、応さんも強制連行され留置場に入れられた。
5月3日、普陀区の国保大隊の警官は応さんの母親と話し合い、「応さんを思想改造施設に移送し、そこの環境は留置場より良く、学習者1人に対して1人の管理人がいる」と言ったが、母親に移送することを拒否された。その後、応さんは留置場から姿が消えた。
5月17日、応さんの住宅区の当番の警官は「応本人が法輪功の修煉をやめると保証書に書けば、すぐにでも解放する」と母親に言った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)