呼蘭刑務所は趙海軍さんの一時出所を遅らせ 危険な状態
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年5月31日】黒龍江省ハルビン市双城区の農民、趙海軍さんは、法輪功を迫害する首謀者・江沢民を告訴したとの理由で、昨年5月6日、警官に連行され、懲役8年の判決を下され呼蘭刑務所に拘禁された。

 その期間中、400人の村民が連名で趙さんが良い人であると証明し、解放を要求したにも関わらず、公安局・検察院・裁判所などの関係者は、趙さんに対して懲役8年の判決を下し、今年1月4日に呼蘭刑務所に拘禁した。このごく短期間中に趙さんは肺結核を患って、肺の3分の2が病変したので、体は衰弱し顔が浮腫んできた。「呼吸をするのがとても困難で血尿も伴い、あと何日生きられるのか分からない」と趙さんは家族に話した。

 4月25日、呼蘭刑務所は「趙は病気になった」と家族に知らせた。家族は呼蘭刑務所に駆けつけて610弁公室の頭目・杜鵬を訪ねると、杜鵬は家族に治療費を出すようにと要求した。刑務所の責任者は「多くの薬は家族が各自で買わなければならず、刑務所は対応しない、もしも何かあった場合に刑務所は一切責任を負わない」と家族に伝えた。

 家族は趙さんの体の状態を非常に心配し、解放を求めた際に、刑務所の610弁公室および趙さんの担当警官・裴徳林は、「趙海軍は一時出所の間、生命の危険がある場合、家族がすべての責任を引き受けるべき」と書いてある協定書を差し出し、家族に署名させた。家族はせっぱ詰まって協定書に署名した。

 しかし、5月5日、呼蘭刑務所は検査費として8千元を家族に要求した。趙さんの妻は大学に通う娘2人を扶養するのに大変で、学校の出費でさえ維持し難い状況である。家族はこの実情を刑務所に説明したところ、刑務所側の態度が一変し、金を出さなければ検査をキャンセルするしかないと言い出し、一時出所を取り消した。家族は再度担当の裴徳林を訪ね、趙さんとの面会を求めたが、趙さんの妹婿だけが面会を許された。妹婿は家族に趙さんの様子を話した。「趙さんの体の状態はとても深刻で、血尿は10針注射しても好転せず、免疫力が低下し、ベッドを下りる時でも2人が支えなければならず、ひどい時には酸素を供給しないと危険な状態で、ご飯が喉を通らず、点滴に頼って命を維持している」と言った。

 家族は焦って責任者の趙主任を訪ねたが、きっぱりと断られた。家族はまた刑務所の所長・南を訪ね、昼の1時から午後5時まで待っても会ってくれなかった。警備員はいったん家族を離れさせたが、家族は引き続き待っていた。その後、李隊長ら4人が家族を追い払った。

 5月10日、趙さんの妻は「検査費2千元を工面した」と裴徳林に電話したところ、裴徳林は「少なくとも4千元」と言ったので、家族は4千元を工面して裴徳林に渡した。

 趙さんの体はますます悪化している中、家族は正義ある人々にこの件を注目するようにと望んでいる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/14/348027.html)
 
関連文章