【明慧日本2017年6月2日】黒竜江省チチハル市龍江県法輪功学習者・鄭喜林さんは今年1月25日17時頃、龍江県の派出所、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に勤務先から不当に連行され、車も押収され、行方不明になった。
鄭喜林さん(男性 40代前半)はチチハル市昴昴渓区在住の元昴昴渓区鉄道職員である。1996年から法輪功の修煉を始めた。李洪志先生の著作『轉法輪』を拝読してから、道徳レベルが向上し、心身ともに受益し、職場や普段の生活環境においても「真・善・忍」を基準に行動し、周りの人には優しく接し、周りの人からは「とても良い人だ」と評価されていた。
しかし、1999年7.20江沢民による法輪功に対する「肉体を消滅させ、名誉を毀損し、経済から断ち切る」の迫害政策の下、残酷な迫害がはじまってからも、鄭さんは自分の信仰を堅持した。法輪功に対する誹謗中傷や事実が歪曲されたときでも、鄭さんは多くの学習者と同じく身の安全を顧みず、無実を訴え、人々に法輪功迫害の真相を伝えた。そのため、不当に連行され、懲役5年の実刑判決を受けた。
2003年10月、鄭さんは法輪功迫害の真相伝えるため、横断幕を掛ける際に中国共産党政府の役人に通報され、重大案件とみなされ鄭さんは連行された。当時鄭さんは昴昴渓区公安局、道北派出所の警官らに殴打され、体中傷だらけになった。この事件に参与した警官は、昴昴渓区公安局刑事課・課長の王銅信、道北派出所警官・郭義、孫浄波4人である。この4人は鄭さんに拷問をかけ、暴行を加え、体罰を与え、罵ったりした。鄭さんの服もボロボロになり血だらけになり、顔まで変形していたので、家族が面会に来たとき、鄭さん本人であるか断定できなかったという。それでも鄭さんは黙って法輪功の信仰を放棄しないのをみて、精神が狂ったかのように鄭さんの両足を縛りあげ、逆さに吊し上げた。鄭さんは当時のことを振り返り、次のように述べた。「当時は全身の血が逆流し、目も充血し、心臓まで逆転したようでした。精神的にも崩壊しそうで、死の境地をさまよっているような感じでした」。その後、鄭さんは懲役5年の実刑判決を受けた。
そのとき、警官らは鄭さんの妻も派出所に連行し、圧力をかけて脅迫した。鄭さんの娘は10カ月だったが、泣きながら母親を探していたという。家族は赤ちゃんを抱えて派出所に行き、釈放を強く要求したため、やっと鄭さんの妻を取り戻したという。
鄭さんの母親はあまりの衝撃に耐えきれず、心身喪失になってしまった。鄭さんの母親には息子が1人しかなく、鄭さんは結婚したばかりで子供がまだ幼いのに、この迫害を受けて仕事までも失ってしまった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/2/27/162326.html)