【明慧日本2017年6月2日】蘇州市の法輪功学習者・趙秀珍さん(73歳女性)と劉喜梅さん(65歳女性)は、今年5月11日午後、呉江公園で法輪功の真相を伝えた時、中国共産党の虚言に騙された人に通報され、松陵派出所の警官に連行された。
午後4時、十数人の警官が趙さんの家に押し入った。趙さんは息子夫婦と一緒に生活しており、個人経営の仕事をしているため、数人の従業員を雇っている。警官はいかなる手続きの書類も提示せず、家族と従業員全員を上の階の部屋に閉じ込めた。長時間経って、警官は捜査令状を作成し家宅捜査を始めた。法輪功迫害に関する資料、ノートパソコン2台、14冊の法輪功書籍の全てが警官に押収され、職場に設置してあった防犯カメラなどの設備品も持ち去られた。警官の態度は下劣だったという。
当日の晩、警官は趙さんの息子夫婦を松陵派出所に連行した。派出所で息子の妻は、母と姉が何度も尋問される様子を目にした。警官は息子さんを犯罪者扱いで椅子に座らせ施錠して、すべてのポケットをチェックし、はめていたズボンの皮ベルトまでも押収した。
警官は息子の妻に対して捜査を行おうとしたが拒否された。警官は「お前は法輪功を学んでいるのか? 体は健康か? お前の姑がテロ活動をやっていることを知っているのか?」と聞いた。彼女は「私は答えません。法輪功を学ぶことは健康にいいし、真・善・忍を遵守することは違法ではありません」と答えた後、逆に警官の名前を聞いたが答えなかった。また、警官は夫婦の指紋とDNAを強引に採集し、24時間後の12日夜にやっと帰宅させた。
聞くところによると、趙さんは48時間余り不当な尋問を受けた後、13日夜に呉江留置場に送られた。警官は尋問の中で「経緯を話したらすぐにでも帰宅させる」と言った。ところが1枚の刑事拘留通知書を家族に渡し、「検察院に送って、判決を下す」と言い放った。
息子の妻は、現在行方不明になっている黄振さんという学習者の名前を警官の口から耳にした。黄振さんは漢方医で現在はすでに退職している。黄振さんの夫の話によると、黄振さんは派出所に連行された後、未だに帰っておらず、現在どこにいるか分からないという。
今年5月12日の晩、呉江松陵派出所の4、5人の警官が黄振さんの家で、法輪功迫害に関する資料、法輪功の書籍、法輪功創始者の写真を押収した。
黄振さんの隣人は警官に配置された監視役で、家を訪ねた人を全てチェックしているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)