大法を肯定し 飛び級昇進を果たした官僚
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 【明慧日本2017年6月2日】【中国からの投稿】

 鄭義(別名を使用)はもともと東北地方のある郷の副郷長でした。中国共産党の江沢民集団が法輪功を迫害して十数年来、彼は副郷長から局長、そして、今、省政府のある部門の部長まで昇進しました。親戚や友人からよく「あなたの出世の道は順調ですね。秘訣は?」と聞かれると、彼は「私の処世術は善念を守り、欲張りをせず、天命に従うことです」と答えました。

 2000年7月のある日、烈日(れつじつ・夏の激しい日差し)はかんかんと火のように照りつけていました。当郷の中国共産党委員会の書記(その後、悪報で死亡した)は「610弁公室」に協力し、派出所の警官と手を組んで四十数人の法輪功学習者を郷政府の前に集め、炎天下で皆に列に並ばせ、水を飲ませず、列から離れさせず、座らせずなどの体罰を加えました。法輪功の学習者達は猛暑の中で汗が流れて背中がびしょぬれになり、喉がカラカラに乾き、さらに警官から時々殴る蹴るの暴行も加えられました。迫害は正午まで続きました。

 鄭義は当時40代で副郷長に抜擢されたばかりでした。この光景を見た彼は、郷政府食堂の管理員を呼び出し、「こんな暑い日なのに、この人たちはまだ昼ごはんも食べていないし、彼らにパンと水を買ってあげなさい。年配の人もいるから倒れたら大変なことになる」と言いました。食堂の管理員は指示通りにしました。

 当時、あの恐怖の中で、彼が取ったこの行動は自らの官職を失う危険性があり、まして、彼は新しく異動してきて、出世の道を歩み始めたばかりでした。しかし、彼はなぜこれだけの勇気があったのでしょうか。それは彼の心の奥底に善念があり、そして、彼の2人の法輪功修煉者の親戚から影響を受けており、「大法は人を善に導くもので、法輪功学習者は皆良い人だ」と分かっていたからです。

 鄭義の善意の行動はトラブルを起こすどころか、暫くしてから、彼は副郷長から郷長に抜擢されました。その後、鄭義は何度も法輪功修煉者の親族を救出し、親族達の損失と苦悩を軽減させました。時々、家族は彼に「巻き添えにならないように」と注意を促しましたが、彼は「大丈夫だ。官職を失っても構わない」と言いました。

 江沢民集団は法輪功を迫害して18年間の間、鄭義が局長在任中、彼が担当した部門の幹部や職員は法輪功を修煉することによって迫害されたことはなく、そして、彼は様々な方法でひそかに法輪功学習者を守りました。大法を肯定する善念を持っていたため、この十数年間、彼も副郷長から郷長に、鎮党書記、鎮の局長、さらに省政府の部長まで飛び級昇進を果たしました。

 奥さんはもともと田舎の学校教師でした。ある偶然の機会に市の教育局に出向した際に、仕事が評価され、市教育局の職員に採用されました。今の職場は待遇が厚く、給料も引き上げられました。

 息子さんは一流大学を卒業してアメリカに留学をし、修士号と博士号を取得して、アメリカで多くの資格を取得しました。帰国後、外資系企業に採用され、百万元を超える年俸をもらっています。

 鄭義一家は福の報いを得られました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/28/348804.html)
 
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