湖北省安陸市の黄学軍さんと孫有蘭さんが裁判に 
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 【明慧日本2017年6月4日】5月28日午前8時40分から、湖北省安陸市裁判所で、法輪功学習者・黄学軍さん(49)、孫有蘭さん(72)に対して5時間にわたって裁判が行われた。

 黄学軍さんは市普愛病院の薬を主観する薬剤師で、法輪功を修煉しているために不当に拘禁され、労働教養を強いられ思想改造施設に入れられたことが、計9回もある。孫有蘭さんは田舎の主婦で法輪功を修煉しているため、当局に何度も嫌がらせを受け、家宅捜索された。

 昨年9月10日、黄さんは連行され、思想改造施設に入れられ、未だに拘禁されている。また、孫さんは12月16日に連行されて、未だに拘禁されている。

 中国共産党最高裁判所が昨年4月に実施し始めた新たな『裁判規則』によると、公開裁判の場合には一般の国民も傍聴でき、特に家族や親族は優先的に傍聴できるという原則がある。しかし、今回の公開裁判は、30席以上ある席に親族は2人しか入廷できず、他の席は全部身元の知らない人達で占められていた。黄さんの高齢の母親は8カ月の息子にまだ会っておらず、やっと会えると思ったが入廷できず、法廷の外で5時間も待っていたという。

 朝早くから、裁判所の周辺は厳重警戒体制にはいっており、消防車までも出動し、高圧の水道水が用意された。交通警官は裁判所前の主通路を障害物で塞(ふさ)ぎ車両の通行を禁止した。パトカーは周囲を巡回しており法輪功学習者を捜索していた。私服の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は傍聴しに来た者達を追いかけは、撮影していた。

 2人の弁護士もそれぞれ1時間以上かけて、有力な弁護をした。張弁護士は弁護の途中で裁判官に3回も答弁を中止させられ、数分間の休廷が2回ほどあった。文弁護士は弁護の途中で裁判官に何度も妨害されたので、文弁護士は強く抗議した後、引き続き弁護を続けた。

 法廷内では、低い声で次のように話していた人がいた。「これは法輪功学習者に対する裁判ではなく、まるで法輪功が法曹界や610弁公室に対して裁判を行っているみたいだ。弁護士が法曹界の関係者に対して授業しているみたいだ」。

 この裁判の結果はまだ出ていない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/28/348816.html)
 
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