四川省の法輪功学習者羅君さんと何冬梅さん 二審裁判に
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 【明慧日本2017年6月12日】四川省巴中市巴州(はちゅうしはしゅうく)裁判所は今年5月15日、法輪功学習者・羅君さん、何冬梅さんに対して二審裁判を行った。羅さんの家族は2人の弁護士を依頼し、何さんは自分の夫に弁護人を務めるように頼んだ。3人の弁護人は共に自分の依頼者は無罪であると主張した。

  羅さんの弁護士は一審の裁判官と陪審員を回避するように求めたため、人員が変わって二審の裁判長は蒲升元、陪審員は張叢志、王風蘭、書記員は蒲暁東、検察官は巴州区検察院の劉磊と周毅である。

 何さんの弁護人は、中華人民共和国新聞出版総署が2011年に発布し「新聞出版総署の第5回目の規範内容を廃止する決定」を提示した。具体的に言うと、1999年に決めた法輪功書籍の出版を禁止する通知を特別に廃止し、法輪功の書籍を普通に印刷し、出版することができることを示し、出版の制限がなくなると説明した。また、現政権が発表した14種の邪教組織の名簿を提示し、その中に法輪功はまったく言及されていなかった。ここから見ると、いくら「証拠」があっても、何さんは法輪功学習者であることだけを証明でき、犯罪者ではないことは明らかであると述べた。

 羅さんの弁護士は「法輪功の真・善・忍を遵守する信仰は保護されるべきで、法律の看板を掲げて弾圧すべきではありません。法輪功学習者が迫害の内容の横断幕や標語を広げたり貼ったりすることは、迫害を制止させることであり、迫害があったからこそ抗議をしただけです」と述べた。弁護士の声はそれほど大きくはないが、真実を前にして、法廷の裁判官と検察官は答える勇気がなかった。

 「2人の法輪功学習者は、法輪功を学ぶことは道徳の高尚な人になるよう努力し、また、病気を取り除き健康を保つように修煉しただけです。裁判長には良知に基づいて公正に判断でされるように望んでいます」と述べた。

 裁判の過程の中で、裁判官、書記員と検察官の表情は少しずつ変わっていき、初めは傲慢な態度を見せていたが、はっきりと無罪であることを弁護するに伴って表情も緩和し、真剣に考えたり、うなずいたりする裁判側の在席者もいた。

 最後に、司法官・蒲升元は「結果は後日に発表する」と宣告した。二審の裁判の2日前に、羅さんの家族と弁護士は司法官・蒲を訪ねて意見交換した際に、蒲は真・善・忍を認め、必ず法律に基づいて裁判する態度を示した。しかし、裁判の後半には「中国にいるなら中国の法律を守るべき等々」と発言した。発言から見ると、司法官・蒲はまだ理解ができていないが、1、2年前と比べてだいぶん穏やかになったと弁護士は感じたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/5/19/348426.html)
 
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