7年の冤罪を蒙った学習者呉春然さん 再度5年の判決を
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 【明慧日本2017年6月14日】河北省晋州市の法輪功学習者・呉春然さん(70歳女性)は昨年12月15日、不当に懲役5年の判決を下された。呉さんはこの裁判を不服として上訴したが、石家荘中級裁判所に原裁判維持すると判定された。

 昨年6月22日、呉さんは民衆に法輪功についての真相を伝えていた際、晋州市城関鎮派出所の警官により連行された。その後、家に誰もいない状況下で警官が侵入し、壁に掲げた法輪功創始者の写真1枚と額、および法輪図形の書かれたもの2枚を剥がして潰し、パソコン1台、プリンター1台、法輪功の関連書籍数冊を押収した。呉さんは石家荘第二留置場に収容されて拘禁された。

 呉さんは元河北ベアリング工場の従業員で、かつて深刻な子宮筋腫、糖尿病に罹り、あちこち治療を求めても治らなかった。1996年に法輪功の修煉を始めてから呉さんは健康になり、性格も良くなった。しかし、1999年7.20以来、弾圧が始まると、呉さんは幸せな生活を中国共産党に奪われた。

 1999年11月、北京へ陳情しに行った呉さんは北京で不当に連行され、地元の派出所に移送された後、保証金とさらに、北京に行った警官らの交通費の合計1万630元(当時従業員の2年分の給料に相当)まで、合わせて強制的に請求された。

 2000年8月1日午前、仕事中の呉さんは晋州市警察署政保課の警官と工場の警備課の警備員に騙されて警察署に行ったところ、不当に連行され、何の手続きも無く2年の労働教養を強いられた。石家荘労働教養所で健康診断が不合格のため、労働教養所に受け入れられなかった。労働教養を逃れた呉さんはそのまま14日間拘禁された。その間、呉さんの家族に知らされなかった。呉さんの夫はあちこち探し回り、過労が原因で死亡した。

 2001年、真相を伝えたために再び連行され、50日間拘禁された後、3千元をゆすり取られた。

 2004年、真相を伝えていた時に連行され、警察署に1日中1昼夜、身柄を拘束された後、家族が交渉に努力し、釈放された。

 2008年6月5日、母親の家にいた呉さんは弟と共に連行された。同年10月21日、他の学習者6人と共に晋州市裁判所で裁判が行われ、呉さんは懲役7年の実判決を下され、河北省女子刑務所に移送された。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/9/349362.html)
 
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