【明慧日本2017年6月27日】湖南省永州市零陵区柳子街の社区弁公室は6月6日午後3時過ぎ、法輪功学習者・王満エンさんに電話をかけ、「不動産のトラブルを処理するため、ここに来い」という口実で王さんを呼び出した。しかし、王さんは社区弁公室へ行くと、建物の前に止まっているパトカーから降りた7~8人の警官らに不当に連行された。
そして、王さんの子供が王さんが連行されたことを知って、社区弁公室に電話をかけ、母の解放を求めたが、弁公室の人員に自分たちにもよく分からないと言われた。それから、子供は社区弁公室の主任にも電話をかけて、やっと零陵区610弁公室の警官による行為だということと、王さんが零陵街履橋教育転化センター(洗脳班)に送り込まれたことを知った。
それで、家族は洗脳班に駆けつけ、洗脳班の人員に「今日午後、年配者が1人ここに送られて来ましたか」と聞くと、「はい」と答えた。そして、家族は「その人はどんな罪を犯したのですか」と聞くと、「国家の法律を犯した」と答えたため、「どんな法律ですか」と家族は続けて聞いた。すると、その人たちは答えられなかった。家族は「人の人身の自由を勝手に制限してはいけません」と訴えた。
6月9日、寧遠県610弁公室と零陵区610弁公室の警官は、王さんの家を家宅捜索した。警官は法輪功関連書籍、法輪功の真相資料、法輪功創始者の写真などの私物を押収した。
それから、家族は王さんのために弁護士を雇おうとしたが、弁護士の1人が、このような案件を受け入れられません。この前、このような案件を受けたとき、政府部門の関係者から、「今後、このような案件を受けるなら、弁護士の資格を取り上げる」と警告を受けた。
家族は区公安局にも、市公安局にも、市陳情局にも、ほうぼうに足を運んで、王さんの解放を求めたが、どこも責任を負わなかった。
王さんが今回、連行されたのは、隣近所で息子が公安局に勤めている呂明貴の通報だったという。この前、王さんは懲役4年の判決を受けたときの連行もこの人物・呂明貴の通報によるものだった。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)