【明慧日本2017年6月28日】(デンマーク=明慧記者・舒慧)毎年6月、スウェーデンに近いデンマークの小島ボーンホルム島で年に一度の「人民会議」が開かれ、デンマークの各大党派や企業、人権組織がみな島にやって来て、各種の活動を行う。今月15日から18日の4日間の盛大なイベントも、同様に各界の人々を引き付けた。デンマークの法輪功学習者もこのイベントで真相を伝える活動を行い、法輪大法(またの名を法輪功)のすばらしさ、および、中国共産党が18年近く続く、法輪功学習者に対する残酷な迫害について人々に説明した。
イベントの区域内で、学習者は「法輪大法は素晴らしい」と書かれた横断幕を掲げ、優美な煉功音楽を流し、この自由な土地で法輪功の五式の功法を実演した。和やかな煉功場に引き付けられた人々が足を止めて見入り、多くの人がその場で功法を学んだ。また、人々は同時に、前面に置かれた「中国共産党の法輪功に対する迫害の写真」を目にした。その写真を見て、目の前で静かに煉功している法輪功学習者が、思いもかけずこのような残酷な抑圧を受けていることが理解できないようだった。そして、多くの人が「なぜ法輪功は中国で迫害されているのか」「なぜ中国共産党は真・善・忍の理念を恐れるのか」と学習者に自分の心の中の疑問をぶつけていた。
人々に法輪功が好評を博す
学習者の紹介を聞き終わり理解した1人の男性は、「真・善・忍と共産党の価値観が、完全に相反しているからです」と言った。また、ある女性は、「真・善・忍はまさに、私たちが必要とするものです」と言った。
コペンハーゲンに住んでいる2人の女性は、心の衛生と健康機構で働いているので、気功や座禅などの体に対する自己調整の方法に興味があり、この方面において精神と心の体に対する影響を研究し、人体のバランスをサポートする研究をしていた。そして、学習者が実演する五式の功法を見た後、女性の1人が「学習者の方の心の中の静けさと和やかさを感じることができました」と語った。
川のように途切れることのない人々の中には、思い出したかのように政治家が通りかかることもあり、デンマークの内務大臣が学習者の資料を受け取った時「法輪功を知っています」と言った。
今回の「人民会議」で初めて法輪功の情報を知った人々もおり、服に協会のバッジをつけた2人の男性はシェラン島(コペンハーゲンに所在する島)という人口の比較的少ない島の西部に住んでいる。島にはデンマークの伝統的な各種の風情ある独特な文化が保持されている。この伝統的な文化を保護するためにデンマーク政府は島の住民を激励し、島の人々が大都市に流れていかないように、政府が経済的な援助を行い、島の人々がそれに関係する協会を成立させた。島の住民は伝統的で古くから伝わる自分たちの文化に誇りを持っている。島民は島の状況に関することを人々に説明し、人々がその島に行くということはデンマークの歴史的文化遺産を目にすることに等しい、と説明した。法輪功が古くから伝わる中国からの修煉功法であると聞くと、この2人の男性は、真・善・忍の原則に従った修煉は、我々も賞賛する理念であり、伝統文化は人の本性にさらに接近していると感じるという。そして、どこで法輪功を習うことができるのか、と2人の男性は尋ねて来た。そして、法輪功が中国で迫害されている状況を聞いた後、真相を伝えている学習者に対して、「あなた方はとてもよく行っている、我々はあなた方の正義の行動を支持します」と語った。
真相を知ったデンマーク人は 生きているマスコミである
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男女の青年が2人してブースにやって来て、まじめに写真を見ていた。そして、青年が「彼女は中国語が話せます」と言うと、若い女性が「ここの中国語は読める字もあるし、読めない字もあり、台湾で習った字と違いますね」と言った。
そして、学習者との話を通じて、なぜ共産党が法輪功を迫害し信仰団体を迫害し伝統文化を破壊するのか、を理解した。そして若い女性は「ああ、道理で共産党が伝統文化を破壊し、文字まで破壊してしまったので、内涵がなくなってしまい、だから私が読めないのですね」と言った。
男女の若者は、自分たちが中国にいた時のことに触れ「中国で聞いたのはすべて法輪功に関するマイナスな情報ばかりで、法輪功に接触しないように中国当局に告げられました」と言った。そして、青年は学習者に「今日、あなたの説明を聞かなかったら、法輪功がどんなものかわからず、共産党の言うことを信じてしまっていました」と言った。
学習者は「この写真の拷問はみな真実で、その中で最もひどいのが臓器摘出です」と若者たちに伝えた。すると、2人はとても震撼し「とても残酷で、とても残忍で、とても恐ろしいことです! より多くの人に知らせなければなりませんね」と言った。
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青い服を着た青年は、法輪功学習者が中国で迫害され、臓器摘出の状況も知っていたが、理由は知らなかった。学習者が説明した後、その青年は「わかりました、共産党はすべての人をコントロールしようとしているのですね」と言った。そして、その青年は学習者と理解を共有するように「共産党は中国の伝統文化の物ではなく、外から来たのですね。中国とは、歴史の古い中華民族の概念であるべきで、共産党が統治している中国大陸は変異したシステムであり、それに対して、台湾は民主的な社会です。法輪功が真・善・忍を提唱しているのに、中国で法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出する罪悪が発生しているのは理解の範囲を超え、中国共産党の最低限の道徳がどこにあるのか想像できません」と言った。そして、その青年は「法輪功が迫害されている真相を友人と同僚に伝えます」と語った。
年齢が比較的高いデンマーク女性は、中国共産党政権が法輪功学習者の生体から組織的に行っている臓器狩りの実態を聞くと、とても震撼した様子で、「デンマーク人として、私はデンマーク人であることをずっと誇りに思ってきましたが、今は悲しみを感じ、というのも、首相が中国を訪問し多くの契約を持ち帰りましたが、首相たちはデンマークの価値を放棄してこれらの利益と交換することはできません。私たちは自分たちのデンマークの価値を保護すべきで、これが最も重要です。法輪大法が主張している伝統の価値観と、真・善・忍の理念は非常に素晴らしいと思います。正しい信念を持つ人が信仰をしっかり守っていれば、人類に希望がもたらされることを見ることができます」と言った。
討論会を開催し法輪功迫害の真相を話す
主催者が場所を提供し、デンマーク政府が経済的圧力をかけて法輪功と一部の人権組織を不公平に扱ったことを討議する討論会に法輪功学習者が参加した。討論会では、学習者のベニーさんが「法輪功は中国の伝統的な修煉方法で、真・善・忍の原則に従って心性を修め、体が健康になり、道徳を高めます」と紹介した。中国共産党のデマや欺き、それに経済的誘惑によって、デンマーク政府は中国共産党の官僚が訪問した時に一部の人権組織に対してデンマークの価値観に反することを行った。そこで先日、デンマークの人々と関連組織がこの事件について訴訟を起こした。
質疑応答の時間に、聴衆の1人が「デンマークの価値観に違反した今回の出来事について、私たちデンマーク人は黙って見ていることはできません。いったい誰が黒幕なのか、事情を知っている人はどうして黒幕を暴露しないのでしょうか?」と言った。討論会の賓客でドイツ国際人権協会理事の呉曼楊氏は「中国共産党の邪悪な本質を人々がはっきりと知った時、事情を知っている人が立ち上がれば、真相も現れてくるでしょう」と言った。