【明慧日本2017年7月17日】安徽省合肥市肥西県の中学校教師・胡恩奎さん(51)は1年余り拘禁され、今年6月1日、不当な裁判にかけられた。胡さんの2人の弁護士は無罪であると弁護をした。
胡さんは法輪功の真・善・忍の理念を堅持したため、何度も警官に連行され、労働教養を強いられ、判決を下され苦しめられた。宿州刑務所で、警官は胡さんの両足を沸騰した湯の入った湯たんぽの上に押さえつけ、長時間にわたり放さなかったため両足にやけどをおい、骨膜は壊死し、1年過ぎても治らず一生の障害を負った。
昨年5月19日、胡さんはもう1人の学習者と一緒に「全世界中で江沢民を裁く」の貼紙を貼り付けた時、嘘の宣伝に騙された人に通報されたため、連行され治安留置所に拘禁された。合肥市ロ陽公安支局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は、証拠を偽造して胡さんを罪に陥れようとした。
今年6月1日の午前9時半、胡さんに対する不当な裁判が合肥市ロ陽区裁判所で行われた。開廷する前に、弁護士は書面で通報者に出廷させるようにと提案し、裁判所も一応賛成したが、結局、当日に通報者は出廷しなかった。
弁護士は「法輪功を学ぶことは法律に違反しておらず、宣伝ビラを貼る行為は民事の行為であり、犯罪ではない。それなのに犯罪者として刑事責任を追及することは、あなた方が法を犯しているとしか言えません」と答弁した。裁判長は再々途中で弁護士の話を断ち切った。
最後に弁護士は次のように述べた。「裁判所として、あなた方はすでに正しく決断したことがあり、無罪でもう1人の学習者を解放しました。合肥市は包拯裁判官(歴史上の名裁判官)の故郷でもあり、あなた方が引き続き正義を支持し、公正な結論を出されることを期待しています。無罪で法輪功学習者を解放することは、歴史に記載されるでしょう」
法廷内はほぼ満席になり、胡さんの6、7人の親族以外は、すべて政府部門の内部関係者であった。開廷する前に、警官は裁判所の外で裁判所内に入るすべての人に対してチェックを行い、携帯電話と手提げなどの一切の私物を一時預かりとしなければならなかった。ある傍聴しに来た住民は、胡さんの親族ではないので、その場で入廷を遮られ入れてもらえなかった。