吉林市法輪功学習者・王淑秋さん 不当判決に家族が控訴
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 【明慧日本2017年7月17日】法輪功学習者・王淑秋さん(66)は、昨年10月25日、自宅から警官により連行され、吉林市留置場に拘禁された。8カ月後の今年5月11日、吉林市昌邑区裁判所は王さんに対して懲役3年6カ月の不当な判決を下した。家族は判決文の中の罪名が事実ではないと承認せず、控訴した。

 昨年10月25日の午前11時頃、地元の12人の法輪功学習者は王さんの家で法輪功の書籍を学んでいた時、吉林市昌邑区興華派出所の警官らに強制的に連行された。そして、王さんの家にあった法輪功書籍、ノートパソコン、プリンターと現金などの家財が押収された。

 王さんは吉林市留置場に拘禁され、他の法輪功学習者は吉林市拘留所に拘禁された。昨年11月4日、他の法輪功学習者は全員帰宅した。しかし、11月8日、王さんにだけは、逮捕令状が吉林市昌邑区公安局より発布された。

 今年5月末、王さんの家族は何度も多方面を尋ね回り、昌邑区裁判所はようやく判決文を渡してくれた。その時、王さんが懲役3年6カ月の不当な判決を下されたことを家族は初めて知り、それを認めることができずすぐに控訴した。

 王さんは1997年に法輪功に出会い、間もなく胃病、頸椎症、肩周炎、心臓病、婦人病、腰痛などの病気が消え、真・善・忍の基準で自分を律し、道徳レベルが向上した。数年前、王さんの姑は寝たきりになり、自力で生活できなくなった。王さんは大小便を嫌がらず、力を尽くして姑の最期まで世話をした。周りの人はみんな王さんが良い人だと認めている。

 2008年11月、王さんは法輪功の内容があるDVDを配布していた時、昌邑区駅前派出所まで不当に連行された。名前と住所を言わないため、王さんは平手打ちをされ、一晩中、椅子に手錠をはめられ、寝ることを許されなかった。翌日の朝、いかなる手続きもせず留置場に送られた。

 留置場では、1日3食すべて雑でまずいトウモロコシの蒸しパンと油なしの土がついた冷凍白菜スープだけだった。便所は室内に設置されており、大勢の人が板のベッドにぎっしりと折り重なるように詰め込まれ、互いに体を逆にして、横になったままの姿勢で寝ることを強いられた。

 20日後、王さんは長春黒嘴子労働教養所に移送され、1年間迫害を受けた。そこで、王さんは転向しないため殴られ、長期にわたり立ったままの姿勢を強制され、スタンガンで電気ショックを与えられた。

 2014年4月23日、王さんは吉林刑務所へ、4年の冤罪が満期になった法輪功学習者・王暁虎さんを迎いに行った際、刑務所の外で事前に待っていた警官に連行され、吉林市留置所で10日間拘禁された。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/6/6/349226.html)
 
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