修煉して初めて 人生はどこに由来しているのかを悟る(2/2)
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明慧日本2017年7月19日】前文に続く)

 他人を優先し自分を後にすると、人間関係が良くなった

 体が健康になっただけでなく、修煉で乃菁さんの人間関係がだんだん良くなり、クラスメイトでさえ学習者のすばらしさを感じるようになりました。

 乃菁さんは以前、自己優位の性格で支配欲が強く、そのために相手を傷つけていました。修煉後はまず先に他人のことを考え、他人を優先し自分を後にし、問題や論争に遭えば、まず内に向けて自分の不足を探し、どの方面を向上させなければならないのかを探すようになりました。

 乃菁さんはもともと、自分の持ち物をとても大切にしていたので、他人に物を貸すことはなく、妹に物や服や靴を貸した時、自分のものが汚されたり壊されたりするのではないかと、とても気にかけていました。しかし修煉後、これらのことを気に掛けなくなり、他人と分かち合うことの大切さを理解しました。以前は、一緒にバスに乗っていたクラスメイトが、おしゃべりして笑い声が大きかった時、ほかの乗客にうるさがられることや、また自分の体面を気にしていたため、いつも厳しくクラスメイトを制止していました。大法の修煉をするようになると、他人を理解できるようになりました。乃菁さんの変化をクラスメイトが見て好感するようになり、修煉で人が変わるのだと友人達も感じました。それ以降、法輪功への迫害に反対し、署名してくれました。

 乃菁さんは修煉前、いつも気性が激しい兄とよく喧嘩していましたが、修煉後のある日、兄が不注意でスープを乃菁さんの服の上にこぼしてしまいました。乃菁さんは我慢して兄と口論せず、自分が学法するようになり、性格が大きく変わったことに気づきました。『轉法輪』を読んだ後、兄も性格が大きく改善し、修煉の道には入りませんでしたが、法輪功を認め、法輪功迫害に反対する署名に参加しました。そして、妹も修煉の中に入りました。

 以前、乃菁さんの性格は内向的で、大勢の前へ出るとすぐにあがってしまい、話をする時は友達に伝達してもらわなければなりませんでした。学法するようになると考えが明晰になり、話の筋道が立ち、大学の時にはいつもクラスの班長を任されました。それで、舞台で報告を行う時はいつも自分が講義を行い、性格がけちくさくなくなり、感じたことを勇敢に表現できるようになりました。また、大学時代にインフルエンザがはやり、クラスメイト達が相次いでインフルエンザにかかり、クラス全体で最後に残ったのが乃菁さんでした。何の影響もなかったので、それを見たクラスメイト達がだんだんと法輪功に興味を持ち始め、みな功を学びたがりました。卒業後、乃菁さんが自分で塾を創業し経営し、さらに先生にもなったので、以前の友人や先生は皆驚きました。

 友人の裏切りに、平和的に対処し事業が再起する

 かつて創業期に一緒に奮闘した友人がその後、同業の事業を起こしライバルとなり、競争する手段であらゆる面で攻撃を仕掛けてきて、乃菁さんの学生を引き抜き、自分で事業を起こしました。乃菁さんはかつてその友人が創業するのを支援しましたが、まさか相手がいろいろな小細工を弄して面倒をかけてくるとは思わず、何度も乃菁さんをうろたえさせ驚かせました。互いに傷つけあったり、また、相手の生計に影響を及ぼしたくなかったので、乃菁さんは相手と衝突しないようにしました。最終的に、学生は十数名に減ってしまいました。乃菁さんはゆっくりとやり直すしかなく、相手と力比べをせず、自分の過ちを悔いてそれを改め、恨んだり憎んだりせずにいた結果、現在、事業は順調で、だんだんとよくなってきました。

'图2:乃菁(左)和妹妹参加苗栗腰鼓队游行。'
苗栗の腰鼓隊のパレードに参加した乃菁さん(左)と妹さん

 仕事の合間に、乃菁さんはよく苗栗の腰鼓隊に伴って国内外の活動に参加し、法輪功を紹介していました。乃菁さんは「若くて専門知識を持った人も法輪功を学んでおり、人々に異なった多くの自問を促すと信じています。中国共産党は、一部の教養のない年配者だけが法輪功を学びに行く、と宣伝しています。しかし、それは間違っており、どんな職業の人でも法輪功を修煉することができます」と言いました。

 師父の法を伝え、救い済度してくださった恩に感謝いたします

 法輪大法を修煉してから、生活の中で、乃菁さんは何事においても「真・善・忍」に照らし合わせ、人生で不公平な扱いを受けた時は、目には目を歯には歯をという方法で処理するのではなく、心の中でいつも師父が『轉法輪』の中で教えてくださった、「平素から慈悲に満ちた、和やかな心を保っていれば、問題が起きた時には、一息おいて余裕をもって、適切にその問題に対処することができるのです。日頃いつも慈悲の心を保ち、善をもって人に接し、何かをする時にはいつも他人のことを考え、問題が起きた時はいつも他人がそれに耐えられるかどうか、他人を傷つけることはないかを考えていれば、何の問題も起こりません。したがって、煉功にあたっては、高い、もっと高い基準で自分を律しなければなりません」をよく思い出しています。

 そのため、どんなに大きな関や難に遭っても、乃菁さんは恨んだりせず、また他の人から恨まれたりせずに乗り越えることができました。何かあれば自分の執着心を探し出し、執着心が見つかるとそれを自然に放下する時、本当に心の底から相手に感謝できるようになりました。乃菁さんは師父の法理から、いつも導かれていることに深く感謝しています。だからこそ、乃菁さんは自分の不足を見つけて向上し、心はこの上なく晴れやかで、伸びやかで、何事にも正しく対処できるようになりました。

(完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/11/350681.html)
 
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