【明慧日本2017年7月24日】遼寧省丹東市法輪功学習者・王玉さんと楊愛萍さんは、昨年8月28日に警官により連行された後、今なお拘禁されている。王さんの家族は、王さんが真・善・忍を遵守する良い人で、連行されるべきでなく、判決されるのはなおさらすべきではないと主張し、ずっと救援を続けているが、現在、どの関係部門も未だに解放の見通しが立たないでいる。
昨年8月28日の午後、王さんと楊さんは携帯電話で、法輪功の迫害内容のショートメールを送信した際に、地元の警官らに連行された。その夜、振興公安支局の警官らは家宅捜索を行い、法輪功創始者の写真、法輪功の書籍、ノートパソコンなどの家財を押収した。
9月19日、家族は臨江派出所に行って関係者の李文凱を訪ねた。李は「3個の携帯電話を押収した、これが犯罪の証拠品だ」と言った。家族は「法輪功学習者はみんな良い人で、違法な事をしておらず、勤務先や町内、家や至る所でも良い人であり、解放すべきです」と訴えたが、李は話を聞かずにサッサッと行ってしまった。
9月20日、家族は丹東振興検察院に行き、この案件の管理課長・張雲鵬に会うことができた。その時、9月2日に臨江派出所からこの案件の資料が提出され、9日には資料を臨江派出所に差し戻し、証拠を集めるように命じたことがわかった。
10月12日、家族は再度検察院に行き、警備員を通じて張雲鵬と通話した。張雲鵬は「自分は直接関わっていない、公訴課が関わっている」と言った。家族は公訴課の関係者に尋ねたかったが、警備員は控申課の範世涛を呼んできた。家族は「身内が連行されて45日経ったが、一切情報がわからない」と聞いたところ、範世涛は「2カ月あるいはもっと長時間待つこともある、家に帰って待ちなさい」と言った。
10月19日、家族は公訴課の課長・張有利を訪ねた時、張有利は「まだ公文書を見ていない。最近、訴訟事件が多すぎて、お前達はもう尋ねに来ないでくれ」と返事した。
10月26日、家族は張有利宛の手紙を持って検察院に来た時、ちょうど1階で公訴課の副課長・孫国志にぶつかった。孫国志は「私は経緯を知らず、関わっていない」とその場を離れた。そして、家族は何度も張有利を探したが、不在だと言われた。
11月18日、家族は検察院に行って検察長の接待日について聞いた時、「身分証を持たないと受付できない」と言われた。
12月21日、家族は早朝から検察院に来たが、張有利は内線で「もう尋ねに来ないでくれ、手続きの順序によって事は運ばれる」と言った。
12月28日、家族は電話で「郵送した2通の手紙が届きましたか?」と張有利に聞いたところ、張有利は「受け取ったが読む時間がなく、今から昼寝をする」と電話を切った。
今年の1月18日、家族は電話で王さんの解放を求めた際に、張有利は「明日、裁判所の方に回す」と言ってすぐに電話を切った。
2月8日、家族3人は丹東振興裁判所に行き、司法官・陶占華を訪ねて「法輪功を学ぶ人は、みんな真・善・忍を遵守する良い人で、無罪です」と解放を求めたが、陶占華は「私の一存で決められず、特に法輪功を学ぶ者はすべて罪を認めないので、少なくとも懲役3年~5年だ」と返答した。
2月24日、家族はまた臨江派出所に行ったが、相手にしてくれなかった。その後、裁判所に行って司法官・董文に解放を求めた際、董文は「自分には、決める権限がない」と言った。
3月6日、家族はまた臨江派出所に行って、所長・王海斌に解放を求めた。王海斌は「私は就任したばかりで何も知らされていない」と言った。
4月2日、王さんと楊さんを連行した警官は「案件は差し戻されたから、間もなく釈放される」と家族に教えた。
4月5日、司法官・陶占華は「釈放する予定など全くない、決定したら教える」と言った。
4月18日、家族は解放することについて張有利に聞くと、張有利は冷たく笑いながら「それなら待っていなさい」と言った。
4月19日、家族は臨江派出所の直接関係者の甄宝祥との電話が繋がった時、直ちに切られた。そして、所長の王海斌に聞くと、「知らない、この件に関わっていない」と言った。
4月28日、家族はまた裁判所に行ったが、結果が出なかった。5月19日、家族は臨江派出所に行き、甄宝祥の姿が見えなかった。その後、警官が応対に出たが、「とにかく法輪功を宣伝したらもう駄目だ。家に帰りなさい」と言った。
家族は、今までのすべてに影響されず、諦めずに無罪での解放を求め続けると表明した。王さんと楊さんの2人が、家に帰って来るまで続けるという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な関係者らの情報は、中国語のページを参照)