文╱中国の大法弟子 吉安
【明慧日本2017年7月25日】2016年10月、九死に一生を得た姪っ子はついに良縁を結びました。結婚式で、健康で美しい姿、そして幸せいっぱいの笑顔を見て、6年前の出来事を思い出しました。
姪っ子は料理専門学校で中華点心を専攻しました。卒業後、身に付けた技術と経営の才能を生かして、早くも中華点心のチェーン店のオーナーになり、商売もとても繁盛しました。
金を稼ぐため、姪っ子は毎日仕事でとても忙しく、すでに結婚適齢期を過ぎた30代になっても、お見合い話にずっと乗る気はありませんでした。数人の叔母達は法輪大法の修煉者です。姪は私達の修煉に反対も支持もしませんでしたが、親戚の子供の中で、彼女だけが大法を信じませんでした。真相を話しても、彼女はまったく聞こうとせず、とても頑固に、「私は科学しか信じません。迷信の話を言わないでちょうだい。私はお金しか信じません。お金は一番現実的で、一番役に立つの」などと言い張っていました。
2011年12月23日の夕方、忙しい一日を終え、急いで家に帰ろうとした矢先、赤信号を無視して突進してきた車にはねられました。彼女は数メートル先に飛ばされ、その後縁石にぶつかって、脳漿と血があたり一面に流れ、意識不明になりました。
知らせを聞いて病院に駆けつけた姉は、すっかり変わり果てた妹の姿を見て、気絶しそうになりました。その時、妹の頭部は脳漿まみれで、瓢箪のように腫れて流血し、頭蓋骨が凹んでおり、体はまったく動かず、とても助かりそうにありませんでした。
姉は大泣きしました。そして、ひざまずいて当直の医者に「妹を助けてください、お金はいくらかかっても構いませんから」とお願いしました。医者は「お金が万能だと思いますか? お金があれば命が助かると思いますか? 患者さんが助かるかどうかは、彼女の怪我の具合と生存する確率で判断するしかない」、「妹さんは頭に激しい損傷を負っており、生存する可能性はゼロに近いと言ってもいい」と言い、姪の頭を指して「妹さんの頭蓋骨は半分が粉砕骨折しており、多くの骨のかけらがすでに頭の中に入り込んでいる。出血と脳漿の流失がとてもひどく、心臓はまだ動いているが、すでにとても弱くて、もうあまり長く持たないだろう」と言いました。
さらに、「手術すると言っても、ただ普通の怪我のように縫い合わせればいいわけではない。これはとても複雑でとても難しい作業になる。他はともかく、まず頭蓋腔の中に入り込んだばらばらの骨のかけらを見つけるのも大変時間がかかり、人工頭蓋骨を取り付けるのもすごく時間がかかり、破損した血管、頭皮などを繋ぐのは大変な作業で、これらは全部時間がかかるよ。今の様子を見れば、こんな長時間の手術にとても耐えられるとは思えない。彼女より怪我の軽い患者さんでも成功していない。成功例は本当に僅かしかなく、彼女のこの状態ではとても無理だと思う」と言いました。
医者は引き続いて、「たとえ手術がうまくいったとしても、手術後の危険期を乗り越えられるかどうかの保証はない。高熱や脳痙攣などはすべて致命的で、今までこのような例が多くあった。危険期を無事に過ごせたとしても、意識がどこまで戻るかも不明だ。最悪の場合、植物人間になるかも知れない。幸い意識が回復したとしても、体は元のように戻らないだろう。なぜなら、脳神経が損傷しているため、いくつかの後遺症が必ず残り、それによって、両足が思うように歩けず、バランス感覚を失い、話すのも難しく、記憶力が弱くなり、反応が鈍くなって、よだれを垂らし、特に、不定期に脳痙攣が必ず起きる。それは現代医学ではまだまだ解決できない難題だ。いずれにしても、助かるかどうかはなんとも言えない。助かったとしても身体障害者になるかもしれない……。神様が助けて下さるなら別だけど、とにかく彼女の運命に委ねるしかない」と言いました。
医者から何を言われようが、姉はとにかくひざまずいてずっと泣きながら医者にお願いを続けました。姉の再三の願いのもと、妹は手術室に運ばれました。
私はそれを聞いて、すぐに師父に「姪っ子を助けて下さい」とお願いしました。そして、病院に行って、姉と病院に駆けつけた親戚たちに「『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』と念じ続けてください」と伝え、「師父と大法だけが、この一つ一つの関門を無事に乗り越えられるように助けて下さいます。そして、彼女はきっと立ち直れます」と言いました。
長い夜がやっと過ぎました。午前8時過ぎ、手術はようやく終了し、姪っ子は手術室から運び出され、集中強化治療室に送られました。医者は「よく手術に耐えてくれた。これは奇跡だ。神様に守られているようだ」と言って、姪の頭と体につながっている管とすべての医療機材やメータなどを指して、看護師にデータの記録を入念に取り、細心に看護して、随時医者と連絡するように、なんとか危険期を無事に乗り越えてほしいと言いました。
昏睡している姪を見て、私は彼女の耳もとで「叔母さんの言うことを聞いてちょうだい。あなたの分かっている一面はしっかりしなさい! あなたはとても大きな交通事故に遭った。今、手術が行われたが、医者でもあなたが生き返って来られるかどうかは分からないと言っている。今、あなたを助けて下さるのは法輪大法の師父だけよ。あなたの分かっている一面は必ず『法輪大法は素晴らしい』と信じなさい。そして、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と誠心誠意に念じなさい。師父はきっとあなたを助けてくださる。あなたはきっと生還できる。元気になれる」と繰り返し言い、妹(大法弟子)も同じように言いました。
一日一日が過ぎました。姪っ子の体は依然として動かず、意識もまったくなく、ずっと昏睡状態のままでした。しかしそうとは言え、それ以上の悪い反応も危険な症候もなく、観測した数値もすべて正常でした。この異常とも言うべき順調な動きに対し、医者も、看護師たちもとても不思議に思いました。
すでに昏睡状態が29日も続きました。そして、29日目の朝、姪っ子は眠りから目覚め、意識が回復しました。驚喜の中で、兄は妹に「この29日間の間、何か覚えている?」と聞きました。彼女は「叔母さんが耳元で言ったことが聞こえて、それを信じた。繰り返して誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じた。目が覚めるまで念じた。法輪大法の師父は私の危難を消し去って下さったことを知っている」と言いました。
親族達は皆大変喜びました。医者や看護師達もとても不思議そうに、「今までこのような患者さんだったら、ほとんどは人も財産も共になくし、たとえ生き返ったとしても、植物人間か身体障害者になっている」と言いました。彼らは法輪大法の師父、法輪大法が姪っ子に新たな生命を下さったことを知る由もありませんでした。
姪っ子は目が覚めてから、普通病棟に移されました。彼女はずっと「法輪大法は素晴らしい」と念じ続けました。そして、しだいに、ベッドから起き上がれるようになり、立ち上がるようになり、さらに歩いて階段を降り、買い物ができるようになりました。話すのは、最初は少し大変でしたが、だんだん滑舌がなめらかになり、頭も真っ白な状態から記憶が回復して、すべて正常に戻ってきました。医者は「とても不思議だ」と言いました。
退院した後も、姪はずっと誠心誠意に「法輪大法は素晴らしい」と念じました。最後、わずかに残った後遺症――脳痙攣も完全に消えてなくなりました。本当に奇跡でした。
姪っ子は完全に回復してから、以前と同じように元気いっぱいに仕事をするようになりました。彼女は今まで通り点心を作りましたが、技術もまったく落ちていません。もともと結婚を半分諦めていた彼女は再び自信を持つようになり、いろいろ選んだ結果、ついに自分の理想の人と出会いました。
法輪大法は姪に新しい人生をくださり、素晴らしい未来を下さいました。そして、法輪大法の師父は彼女にすばらしい結婚相手を下さいました。
姪の話はすべて真実です。法輪大法を信じれば福報が得られることは嘘ではありません。