文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年7月25日】今、すべての店主は「商売が難しい、家賃を払う為に商売をやっているようなものだ」とよく不満をこぼします。特に、ネット通販の台頭や経済全体の不景気などの影響によって、今の商売は本当にやりにくくなっています。
私は個人経営者で、ショッピングモールで2つの売り場を借りて小さな店を営んでいます。今の御時世、ショッピングモールから毎日撤退していく店があるのですが、しかし、私の店は商売繁盛で、利益はむしろ増加しています。商売繁盛の秘訣は何かというと、それは「自分が法輪功の修煉者で、人との付き合いの中でも、商売をしている中でも、いつでも、どこでも法輪大法の真・善・忍という基準に照らして、自らの言動を律している」と言うことです。
モールの一部の店主は利益を上げるため、偽物やB級品を仕入れして、良品と混ぜて販売をするか、あるいは公然と嘘を言って、良品として販売をしているのです。一度、隣の売り場にお客さんが来て、子供に短パンを買いたいと、あるサイズのものを持って来て、「このサイズのものがありますか」とアドバイスを求めました。店主はいろいろ説得して、ある商品を勧め買わせました。実は、その短パンは大人サイズで、子供にはまったく合わないものでした。金儲けに必死で、目先のわずかな利益ばかりを追求し、結局、自分の商売を台無しにしている今の商売人を見て、私はとても悲しくなりました。
そのような事を私は絶対しません。私は法輪大法の教えに基づいて小さな店を地道に経営しています。繁忙期でも閑散期でも、繁盛している時でも、不景気な時でも、私は絶対偽物を仕入れたりせず、いつも品物の品質をしっかり管理し、正規の商品や質の良い物の仕入れ価格が高くても、売値を決してよそより高く設定しません。長年、ずっと「品物が確かで、値段も正直である」ことを原則に、良心的に商売をしてきたため、多くのお客様はリピーターとして来店してくださるのです。時には、物価が上がって、一部の商品の値段が少々高くなっても、お客様はとても理解してくれて、私のことを疑ったりしません。あるお客様は「ちょっと高いけど、あなたの店の物は品質が一番いいのよ。あなたが正直者だから、私達も安心しているわ」と言いました。
長年の付き合いの中で、多くのお客様ととても親しくなりました。あるお客様は「一周回って見てきても、やはりあなたの店の物がいい。値段も高くないし、他のどこよりもあなたのところで物を買いたいわ」と言ってくれました。
一度休みの時、数人の店主と一緒に雑談していて、1人の店主が「物を売る時、私達は人を騙し、物を買う時、人は私達を騙し、これが今の中国の本当の姿ではないのか。社会全体に誠実さや信頼性がまったく欠けてしまっている」と言いました。
不景気のため、モールの多くの従業員が解雇されました。私の店も1人店員を雇っています。正直なところ、私1人でも仕事をなんとかやりきれるので、他の店が人を解雇しているのを見て、私も一瞬そうしようと考えました。しかし、すぐにその考え方をやめました。なぜなら、この店員はもう若くないし、経済的にそれほど余裕がなく、主人の収入もよくなく、子供はこれから結婚するので、もし、今の仕事を失うと、彼女の生活は大変になるだろうと思いました。
そこで、彼女を解雇するより、私はもっと面倒を見るようにしました。仕入れの時にもらったおまけなどを全部彼女に持たせてやり、用事がある時、いつでも休みが取れるようにしてあげました。今の社会では、人々はお互いに疑って信用せず、モールの店主はほとんど従業員を監視していました。しかし、私は店員に真心を持って対応し、信頼し、そのため、店員も真心を持って真面目にコツコツと働いてくれました。彼女と交替で仕事をしているため、私は時間的にも、体力的にも、余裕を持つようになり、大法の三つのこともしっかり出来るようになりました。
以上は、私の商売繁盛の秘訣です。道徳が退廃し、あまりにも貪欲で、公平さや信用性のないこのような社会環境の中で、法輪大法は私に身を処する方法と商売を営む仕方を教えて下さいました。