青島市の裁判官1人で協定法廷と見せかけ 開廷した
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 【明慧日本2017年7月29日】山東省青島市黄島区裁判所は今月19日、青島即墨普東留置場で法輪功学習者・趙麗娜さんに対して不当な裁判を行った。開廷の時間は予定の10時より1時間も遅れて11時過ぎに始まった。

 裁判官は王徳成1人しかおらず、王は趙さんに「罪を認めるか?」と尋ねると、趙さんは「私は犯罪を犯していません」と答え、裁判官に怒られた。

 その後、弁護士は趙さんにどうして法輪功を学び始めたのかと聞くと、趙さんはそのきっかけは身体が弱かったためで、法輪功を学んでからは心身ともに受益したことを述べた。

 裁判官は議事録に趙さんのこの話を書かなくていいと強いたが、弁護士はそれに抗議し、事実の通りに記録するようにと求めた。

 弁護士は裁判官に「この案件は協定裁判ですか? それとも1人の裁判ですか?」と聞くと、裁判官はしばらく黙り込み、ガベルを叩き「休廷! 人が揃ったらまた再開する!」とわずか数分で裁判を終わらせた。

 昨年11月16日午前、趙さんは自宅で3歳と15カ月の子供の面倒を見ていると、青島市経済技術開発区公安局支局の辛安派出所警官に侵入され、身柄を拘束された。そのうえ、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真、パソコン、プリンターなどの私物まで押収された。

 翌日の昼12時、当公安局は趙さんを刑事拘禁とし、市第二留置場(すなわち青島即墨普東留置場)に拘禁した。

 11月29日午後2時、開発区検察庁は趙さんへの逮捕状を発付した。

 今年1月12日、弁護士が趙さんと面会した時に知った情報は、趙さんが派出所で取り調べられた時、生理中だと伝えたにもかかわらず、長時間にわたって鉄イスに縛られて座らされたままで、十数回ビンタを食らわされた。そのため、趙さんの心身に大きなダメージを与えた。左手の腕に手枷の傷痕があり、そこが化膿してしまった。面会の時はすでに2カ月が経っていたが、いまだにアザがしっかりと残っていた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/21/351430.html)
 
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