「お姉さんにしっかり煉功するように伝えてください」
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2017年8月12日】1999年「7.20」に中国共産党の江沢民集団が法輪大法と大法弟子を迫害し始めてから、多くの中国の人は中国共産党がでっち上げた宣伝に騙され、大法を陥れた虚言を信じるようになりました。あの恐怖の年月の中、大法弟子は世間の人を救うため、様々な困難を乗り越え、甚だしきに至っては命の危険を冒してまで人々に真相を伝えました。

 大法弟子の弛まぬ努力の下、大法弟子を迫害した悪人が絶えず悪報を受ける中、特に法輪大法が絶えず様々な奇跡を見せることによって、ますます多くの人々は目を覚まし、「法輪大法は素晴らしい」と信じるようになり、中国共産党の邪悪な本質を見抜くようになりました。

 十数年前のある事例を話します。

 2001年の秋、従兄の子供の結婚式に参列しました。結婚式の前夜、親戚や友達がたくさん集まり、皆は応接間でいろいろと雑談をしました。話をしているうちに、法輪功の話に及び、これは真相を伝える良いチャンスだと見て、私はタイミングを掴んで大法を実証しました。

 中には草の商売をしている「草王」がいました。(当時弟は草原の草を機械で束にして販売する仕事をしており、王さんは大きな大型トラックで草を北から南に運ぶ運送会社の社長で、皆に『草王』と呼ばれていた)。この王さんはとても雄弁な人でした。

 王さんは「私は何も信じません。自分の良心しか信じません。ああ言うことを信じて、ご飯が食べられますか? お金を稼げますか?」と言い張りました。私は「あなたが言った良心の基準はなんでしょうか? 損することをあなたはやりますか? 法輪功の修煉の基準は『真・善・忍』となっています。『真』とは、真実を言い、真の事を行い、真の人になるのですが、あなたはやり遂げられますか? 『善』とは、『平素から慈悲の心と、穏やかな心理状態を保たなければなりません』[1]、どんなに自分の利益が損なわれても笑顔で気にしないようにすることを、あなたはやり遂げますか? 『忍』とはトラブルに遭えば、自分の問題を探し、一歩下がれば、世界が広くなると考えるようにしますが、あなたは「殴られても殴り返さず、罵 られてもやり返さない」[1]をやり遂げられますか?」と言いました。

 彼は黙って何も言わなくなりました。

 私は引き続いて「あなたは『法輪功は給料をくれるのか』と言いましたが、法輪功を信じるかどうかに関係なく、この世の中でただで給料をくれる人がいますか? あなたの収入は草の商売をして稼いでいるじゃありませんか?」と言いました。

 彼は「あなた達法輪功の人は今大変でしょう。私の知っている人でも、拘禁されたり、刑を科されたりして、一家が離散して、死んだ人も出ていますよ」と強弁しました。

 私は「それは江沢民が中国共産党を利用して法輪功を迫害した結果です。1999年「7.20」まではなぜそのような事はなかったのでしょうか? 法輪功は健康維持と病気治療に於いてたくさんの奇跡がありました。当時、至る所に法輪功の学習者が他人のために行った事例があって、これらの事はテレビにも紹介されました。師父は私達に『労働者でも、農民でも、学生でも、どんな職業をしてもしっかり本職を行いなさい、模範人物よりも模範人物になりなさい』と教えて下さっています。法輪大法は人を救い済度する佛法です。天災や人災に遭われた時、あなたは『法輪大法は素晴らしい! 李洪志師父、助けてください』と叫ぶだけで、災いを福に転じることができるのです。ですから、本当に迫害されているのはあなた達のような真相の知らない人ですよ。あなたにも是非大法の真相を知ってほしいです」と言いました。

 「一正が百邪を圧する」[1]の通り、その日の夜、私はいっぱい話をしました。王さんは事実の前で、負けたことを認めざるをえませんでした。

 その日の夜、王さんは弟の家に泊まりました。そして、弟に「お姉さんは法輪功をとても盲信しているようですが、しかし、彼女を説得することが出来ませんでした。あなたからも法輪功をやめるように説得してあげて下さい。将来大損をしてどうするのですか?」と言ったそうです。

 あっという間に5年経ちました。再び弟の家に訪ねた時、弟は「姉さん、あの王さんのことを覚えていますか?」と聞いて来ました。「覚えていますよ」と答えると、弟は「数日前に彼に会いました。王さんは私に会うと『お姉さんはまだ法輪功を練功していますか』と聞かれ、私は彼の本意を知らないため、ただ、『さあ、分かりません』とごまかしました。すると、彼は『お姉さんにしっかり煉功するように伝えて下さい』と言ったのですよ。『以前、やめるように説得しなさいと言ったじゃないですか。どうしたのですか』と聞くと、王さんは『法輪功は私の命を助けて下さったのですよ! 法輪大法は本当に不思議で、本当に人を救う佛法です』と言いました」という話をしてくれました。

 そこで、弟は王さんが大法に助けられた体験を話してくれました。王さんは昨年の秋、大型トラックで草を搬送した時、2人の運転手を雇って、二交替で運転をさせていました。高速道路の走行中、大型トラックのハンドルが突然動かなくなりました。運転手は『しまった。ハンドルが動かなくなった』と叫びました。交通事故が目の前に迫り、同乗した王さんは「もうこれでおしまいだ」と死を覚悟した時、もう1人の運転手は大法弟子で、彼は大声で「法輪大法は素晴らしい! 李洪志師父、私達を助けて下さい!」と叫びました。その声が出た途端、車はガタンと道端に止まってしまいました。彼ら3人は車から下りて、抱き合って大泣きしたそうです。本当に危なかったのです。九死に一生でした! 3人は皆感謝の涙を流し、大法師父の命を助けて下さるご恩に感謝したそうです。

 「王さんはこの非常に不思議な経験をしてから、すっかり考え方が変わり、今、誠心誠意に法輪大法は素晴らしいと信じるようになり、そして、彼の運命もそれによって大きく変わりました」と弟が言いました。

 注:

 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/7/27/351718.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/8/8/164949.html)