内モンゴルの学習者2人 1カ月間拘禁された後解放される
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 【明慧日本2017年8月19日】内モンゴル・シリンホト市の法輪功学習者・宋小花さん(50代女性)、米超さん(30代女性)の2人は1カ月間、不当に身柄を拘禁された後、8月9日、2人を誹謗中傷する案件は検察院により警察署に差し戻され、当日午後、2人は解放されて帰宅した。

 今年7月13日、シリンホト市国保大隊(法輪功迫害の実施機関)の警官と派出所の警官らは結託して、突然、宋さんの自宅に押し入り家宅捜索を行った。しかし、警官らは何も突き止めることができなかった。ちょうど用事があって宋さんの自宅を訪れてきた米さんは警官らと遭遇し、連行されて車の捜索や家宅捜索を受け、ノートパソコンと法輪功関連の書籍を押収された。

 同日、宋さんの子供までも連行されて留置場に入れられ、家宅捜索を受けたという。

 宋さんは、2001年に法輪功を放棄しなかったため、労働教養2年を強いられたことがある。米さんは、シリンホト市職業学院の講師であり、2009年に大学を卒業した後、ずっとこの大学に勤務していた。

 家族は警察署へ交渉しに行ったが、なかなか解放してもらえなかったため、弁護士に依頼した。弁護士は、学習者が法輪功の関連書籍を持っていることは違法ではない。なぜならば、国家新聞出版総署が2011年3月に法輪功書籍の出版禁止令を解除したからだと説明した。そして、国が挙げた14の邪教の中に法輪功はないし、国家が近年打ち出した公務員終身責任法案を強調し、法曹関係者らに注意した。法輪功学習者は真・善・忍に従って身を処し、国家にも社会にもメリットがあるばかりで違法ではなく、逆に、褒賞されるべきだと述べた。

 明慧ネットの報道によると、今年の1月~6月にかけて、中国本土で法輪功の案件が却下されたり、差し戻されたりした学習者は計97人におよび、そのうちの54人の法輪功学習者は解放されたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/12/352405.html)
 
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