【明慧日本2017年8月22日】遼寧省凌源(りょうげん)市の法輪功学習者・王艶秋さん(42歳女性)は昨年10月12日、街で法輪功が迫害されている事実を伝えたため、北街派出所の警官に連行された。その後、王さんは凌源国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に拘禁され、検察院によって逮捕許可を出された。
今年5月18日、凌源裁判所は王さんに対して、不当な開廷をした。法廷で弁護士は法律に基づき、王さんの無罪を主張したが、王さんは裁判官に4年の実刑判決を宣告された。これは王さんにとって二度目の判決になった。その後、王さんは上訴した。
王さんは留置場に拘禁されているとき、家族が冬服を持ってきたが、留置場側は受け取りを許可しなかった。
凌源市大王杖子郷の馮杖子村に在住する王さんは、法輪功を学ぶ前、血尿、腰痛、頭痛、婦人病などを患い、経済的に貧しく、夫との仲が悪く、息子も自閉症を患って、生活はとても苦しかった。
幸いに1998年6月、王さんは法輪功を学び始め、10日で持病が無くなり、健康を取り戻した。
その後、王さんは真・善・忍で自分を律し、広い心を持つようになった。夫婦喧嘩をしなくなり、楽しい家庭を築いた。
しかし、1999年7.20、江沢民が法輪功迫害を引き起こした。王さんは法輪功の信仰を放棄しないため、当局に迫害を加えられた。王さんは3回家宅捜索をされ、3回行政拘留され、3年の実刑判決を言い渡された。
1999年7月のある日、郷派出所の警官は王さんの自宅に侵入し、家宅捜索して私財を押収し、王さんを20日間拘留した。
2000年末から、王さんは再度連行され、凌源留置場に15日間拘禁された。
2002年の秋、警官は頻繁に、王さんの家に侵入し、王さんに法輪功を放棄する誓約書にサインを強要し、「洗脳班に送ってやる」と脅迫された。
迫害から逃れるため、王さんは余儀なく放浪生活をした。その1カ月後、王さんは北京天安門広場に行き、「法輪功は素晴らしい!」と叫んだ。そのため、警官に連行され、北京郊外の密雲留置場に送られた。留置場で名前を言わなかったため、王さんは拷問を受けた。
その後、大王杖子郷政府の人員5、6人は王さんを北京から連れ戻し、留置場に入れた。その8カ月後、王さんは懲役3年の実刑判決を言い渡され、瀋陽市にある遼寧省女子刑務所に収容された。
刑務所で王さんは「転向」しないため、侮辱され、重労働を科され、拷問を加えられた。その結果、32歳の王さんは痩せこけ、閉経してしまった。
王さんが法輪功を学んでいるとの理由で、小学校に息子の入学を拒否された。現在、息子は20代になったが、一度も学校に入ったことがなく、教育を受ける権利を奪われたため、字が読めない状態である。
2012年夏、国保大隊の警官は王さんの自宅に不法侵入し、現金と私財を押収した。
普通の農婦である王さんは家族とともに18年来、当局から経済的精神的な迫害を受け続けている。