ハルビン市中級裁判所の馬鹿げた裁判
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 【明慧日本2017年8月25日】ハルビン中級裁判所は今年4月に法輪功学習者・孫同慶さんの案件を検察院に一度取り戻したが、同年6月27日に2回目の裁判を行った。そして、7月14日に「原裁判を維持する」と裁定し、7月27日に孫さんに懲役5年の判決を宣告した。

 ハルビン裁判所は開廷の時間においては「東と見せて、西を突く」というトリックを弄した。最初に弁護士に通知した開廷の時間は午前10時だった。その後、午後1時に変わり、後にまた午前11時に変わると弁護士に通知した。弁護士が法廷に着くと、法廷での裁判はすでに30分以上経過しており、開廷されていた。

 その日、孫さんは1人で法廷に立っていた時には、弁護士と親族らはまだ来ている道中であった。裁判長は4、5人の法廷内の警官に「しっかりと見守ってくれ! 当事者や弁護士がもし不適切なことを言ったら、直ちに外に追い出してくれ! 君たちがどんなにしても構わず、俺は君たちの立場側の者だから!」と指示を出した。

 市検察院の検察員・韓英慧は孫さんに「何か言いたいことがあるか」と聞いた。孫さんは「別にありません。すべて上訴状に書いてあります」と返事した。韓検察員は「それならサインしてくれ!」と命じたが、孫さんに断れた。韓は「何に、サインしないのか。原裁判を維持するぞ!」と当惑のあまり怒り出した。

 孫さんは昨年5月6日、購買したパソコンにシステムをインストールするのに技術者の友人を家に誘ったため、家の近くで待ち伏せていた警官に不当に連行された。同年12月9日、双城裁判所は弁護士にも家族にも知らせないで、傍聴者が誰1人もいないという状況下で裁判を行い、孫さんに不当に懲役5年の判決を下した。

 孫さんはこの判決を不服として上訴した。ハルビン中級裁判所は、証拠を補うためだと言って、案件を検察院に取り戻した。その後、2次裁判を行い、孫さんに懲役5年の判決に対して原裁判を維持すると伝えた。

 現在、孫さんは呼蘭刑務所で迫害を受け続けている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/16/352567.html)
 
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