瀋陽市留置場での法輪功学習者達への残酷な迫害の手口
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 【明慧日本2017年9月9日】遼寧省瀋陽市留置場は瀋陽市第一留置場ともいい、法輪功学習者を不法に拘禁する悪の巣窟である。瀋陽市の管轄範囲内で連行され、あるいは他の市で瀋陽の警察に連行された女性の法輪功学習者達は、判決が下される前にすべてこの悪の巣窟に拘禁される。ここの留置場ではさまざまな手段を用いて学習者達に対して肉体的、精神的な残酷な迫害を加えている。下記の事例はほんの氷山の一角である。

 一、スタンガンで電撃し、熱湯で火傷をおわせ、ペットボトルを性器に挿入するなどの拷問を受けて死亡した王紅さん

 瀋陽市遼中区長タン鎮の学習者・王紅さんは、2000年12月1日に北京へ陳情しに行ったために不当に連行され、瀋陽市留置場に入れられて拷問を受けた。

王红生前照片
王紅さんの生前の写真

 留置場の警官が何人かの囚人に指示してペットボトルを何度も膣に入れ、冷たい水をかけ(4月、瀋陽はまだ寒い)、熱湯をビンの中に一杯入れて、背中や腹にかけて火傷させ、スタンガンで電撃を与えた。さらに、手錠や足かせをはめて王さんを痛めつけた。迫害を受けた王さんは生活が自己管理できなくなった。

王红被迫害的照片(二零零一年八月回家后照)
釈放された時の王さん(2001年8月)

 王さんは張士教養所、龍山教養所で酷く殴打されて急性腎臓衰弱になり、2001年8月23日、家族の迎えで家に帰って来たが、一週間後死亡した。39歳の若さであった。

 二、トラの椅子に縛られ、布団です巻きにされて酷く殴打され、不明薬物を注射され宋彩虹さんが死亡

 興城市趙家湾の法輪功学習者・宋彩紅さんは1999年10月31日、3年の労働教養を強いられ、遼寧省馬三家教養院に入れられた。

宋彩虹生前照片
宋彩紅さんの生前の写真

 2002年8月22日、瀋陽市中級裁判所、検察院の事務官らは馬三家教養所で、法輪功学習者に対していわゆる審判会を行った。その際、宋さんと他の2人の学習者は「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、警官らに酷く殴打された。労働教養を間もなく終える宋さんは、また不当に5年間の懲役を言い渡され、瀋陽市留置場で1カ月拘禁された。ここで、宋さんはある浴室に閉じ込められ、トラの椅子に縛られて、両足が酷く腫れあがった。そのあげく、宋さんはまた囚人らに布団です巻きにされて酷く殴打され、不明の薬物を注射された。そして、1カ月後、遼寧省女子刑務所に移動させられた。

酷刑演示:老虎凳
トラの椅子という拷問のイメージ図

 2011年12月30日、宋さんは興城市釣魚台派出所の警官により葫芦島留置場に連行され、そこで長い時間にわたって酷く殴打されたのが原因で、急性腎臓衰弱になり、半月後死亡した。41歳の若さであった。

 三、長時間に手を背中に回されて手錠を掛けられ、濃い塩水を鼻から注がれ、不明薬物を注射された馬廉暁さん

 遼寧省建設科学研究院の職員で、法輪功学習者・馬廉暁さん(当時57歳)は、所属している部署で真相を伝えたため、共産党の虚言に騙された人に通報され、警官により不当に連行された。

马廉晓
馬廉暁さん

 瀋陽市留置場で拘禁されていた期間、馬さんは2日間にわたって、手を背中に回されて手錠をかけられた。迫害に抗議するため、馬さんは断食を始めた。2003年9月5日から、馬さんは毎日胃までパイプを入れられ、濃い塩水を注がれ、不明薬物を注射された。ある男性の所長は部下に、「毎日注げ! 午前も午後もやれ! 拷問の椅子に縛れ!」と命じた。

酷刑演示:野蛮<span class='voca' kid='74'>灌食</span>(绘画)
野蛮に食を注ぐ灌食という拷問

 馬さんは酷く迫害されて命の危険に晒されたため、省刑務所管理局総病院に搬送された。同月、瀋陽市和平区裁判所の事務官らは病院に駆けつけ、馬さんに懲役8年の判決を宣告した。10月13日、気息奄々(きそくえんえん・呼吸、息づかいが絶え絶えなさま)となった馬さんは、家族の迎えで帰宅した。しかし、あまり酷く迫害されたため馬さんは現在でも正常に歩けず、生活は自己管理ができない状態にある。

 四、高塩分濃度のコーンジュースを注がれ、酷く殴打され、髪の毛をわし掴みされ、強く引っ張られた胡英さん

 鉄苓調兵山市の法輪功学習者・胡英さんは2004年6月28日に、瀋陽市留置場に入れられた。

胡英
胡英さん

 「副大隊長・徐某は非常に残忍な男で、断食の学習者にコーンのジュースを注ぎ、ジュースの中に半袋・1kgの塩を入れた。悪督警官の段某は囚人に指示して私を酷く殴打させ、髪の毛をわし掴みにして強く引っぱたので、地面いっぱいに髪の毛が散乱した」と胡英さんは訴えた。

 五、連行されて、わずか9日の間に、死亡した温英欣さん

 元瀋陽航天新光グループの会計士・温英欣さんは2006年8月7日、瀋陽市大東区で法輪功のポスターを貼っていた時に、中国共産党の虚言に騙された人に通報され、派出所の警官により連行され、瀋陽市留置場に入れられた。

温英欣生前照片
温英欣さんの生前の写真

 同月16日夜10時、34歳の温さんは瀋陽739病院で死亡した。遺体に傷跡があった。警官は「5時間の救急手当てを行った」と公言したが、死亡の原因は「腎障害」だと関係者に言われた。

 腎障害は急性と慢性に分けられ、急性腎障害とは短時間(数時間や数日)の間に、腎臓に血流が不足して腎機能が低下する状態である。 慢性腎障害は長期の病気(3カ月以上)で引き起こした病状である。温さんは34歳で、いたって身体は健康で体重も60キロあり、これまで慢性腎障害症状などなかった。連行されてわずか9日間のうちに腎障害が起きたのは急性に違いない。急性腎障害が起きた原因は往々にして、外傷や火傷によるものが多いい。小北派出所のある警官は「温英欣は留置場から何回も逃げようとしたが、失敗した」と言った。逃げようとして失敗したらどんな結果があったのか、どのような拷問を加えられたのか、考えても恐ろしいことだ。遺体の痛々しい傷跡からこのことがわかる。

 六、酷く殴打され、スタンガンで電撃され、地面に両手を手錠に掛けられ固定され、両足は挟まれて引っ張られ、毒殺された劉志さん

 瀋陽市和平区の学習者・劉志さんは2009年10月から2011年6月にかけて、瀋陽留置場で拘禁され、迫害された。劉さんは常に第四支隊の隊長・趙某に虐められ、髪を掴まれて引っ張られ、平手打ちをくらい、酷く殴打され、倒されて顔を踏みつけられるなどの迫害を受けた。

沈阳法轮功学员刘志年轻时的照片
劉志さんの若い時の写真

 悪督警官らは複数の高電圧スタンガンで、劉さんに一斉に電撃を与えた。その後、なん10キロもある重さの足かせをはめ、劉さんを地面に固定させた。

中共酷刑示意图:多根电棍电击
数本のスタンガンで電撃を与える拷問のイメージ図

 囚人は警官の指示を受けて劉さんの足を挟んで力強く引っ張り、26日間その姿勢を固定させた。また、劉さんのご飯やおかずに毒物を投入した。食事をした劉さんは両足で立てず、常に痙攣(けいれん)し、両目を開けられず、はっきりと話せなくなった。半年も経たないうちに、劉さんは迫害されて、自己管理できなくなった。

 七、酷く殴打され、裸にされ、胃が破裂しそうになるまで、食べ物を注がれた杜玉紅さん

 瀋陽市の学習者・杜玉紅さん(当時31歳)は2010年1月3日、警官により連行された後、5人の警官に殴打され、髪を掴まれ、平手打ちされた。当日夜、杜さんは瀋陽市留置場に入れられ、そこでも引き続き殴打され、スリッパで口を塞がれ、裸にされた。その後、個室に閉じ込められた。

酷刑演示:毒打
殴打する拷問のイメージ図

 1月5日から杜さんは迫害に抗議するために断食を始めた。警官らは乱暴で食を注ぎ、3回連続してパイプで鼻から通して胃まで入れ、胃が破裂しそうになるまで灌食した。

 八、野蛮な方法で辛い灌食を受け、「蘇秦が剣を背負う」という拷問を受けた牛桂芳さん

 瀋陽市北新区の51歳の学習者・牛桂芳さんは2012年7月19日、警官により連行され、手錠をかけられ、足かせを嵌められて鉄の椅子に4、5時間固定させられた。足かせを解かれた時には、足がかなり腫れあがって、歩行できなくなった。

牛桂芳
牛桂芳さん

 瀋陽留置場で牛さんは灌食の迫害を受けた。1人の警官が牛さんの髪の毛を掴んで、他の4人が牛さんをベッドに縛り付け、1本の黄色いパイプを鼻から通して胃まで入れ、黄色く、ネバネバするものをパイプから注いだ。同年9月5日、警官4人が牛さんを新城子街派出所に搬送し、ある部屋に入れ部屋のカーテンを降ろし、ドアを施錠してから何らかのサインを強要したが、牛さんに拒否された。その後、警官らは牛さんに「蘇秦が剣を背負う」という拷問を与えた。牛さんの手や腕がすぐに腫れあがり、負傷した。

酷刑演示图:所谓“苏秦背剑”
「蘇秦が剣を背負う」という拷問のイメージ図

 九、酷く殴打され、スタンガンで電撃され、鉄のベッドに縛りつけられ、毒薬を注射され、灌食された趙淑雲さん

 吉林省通遼市の学習者・趙淑雲さんは2013年3月21日、瀋陽市の警官により省にまたがって連行され、瀋陽市留置場に入れられた。

 不当に拘禁されていた期間中、趙さんは様々な拷問を受けた。掛け布団です巻にされ酷く殴打され、右の腕に負傷して数日の間動けなかった。鉄のベッドにしっかり縛られて、野蛮に灌食され、連続1週間鉄のチェーンで足をベッドに縛られ、終日固定の姿勢で立たされた。3人の警官に同時に殴打され、スタンガンで電撃され、毒薬を注射された。その結果、十数日後、よだれを垂らし、記憶力が衰退し、視力が低下し、ものがはっきり見えず、寝れず、全身がだるく、無力になり、腹が膨らみ、嘔吐し、いつもムカムカして気持ちの悪い状態が現れるなど、多くの症状が出た。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)
不明薬物を注射する

 2014年3月15日、趙さんは解放されて家に帰った時に、目に輝きがなく、両手が震え、生活が自己管理できなくなっていた。

 十、酷く殴打され、地面に両手を縛り付けられ、不明の薬物を強制的に飲まされて、精神異常になったケイ安梅さん

 瀋陽市皇姑区の法輪功学習者・ケイ安梅さんは、1年間の迫害を受けた後、今年4月14日、刑期を満了して出所したケイさんは、家族の前に姿を現した時に、非常に不安そうで、大変怯えた表情であった。警官3人はケイさんを支えながら迎えにきたタクシーに投げ込んだ。

邢安梅
ケイ安梅さん

 帰宅してきたケイさんは非常に精神が不安で、歩き方もしっかりせず、家族や親友さえも認識できなくなっていた。常に大声で叫び、夜も寝ず、深夜に出かけたり、人を殴ったり、罵ったりした。たまに口から「法輪功学習者は、毎日薬を飲まされた」という言葉が出た。

 ケイさんの支離滅裂な話から分かったことは、留置場でケイさんは常に殴打され、薬を飲まされ、個室に閉じ込められ、足かせを嵌められ、左手を地面に縛られたままで固定され、大小便の時も解放されなかったということだ。

中共酷刑示意图:锁地环
地面に手を縛られる拷問のイメージ図

 留置場の警官は4人の囚人に指示して、毎日のようにケイさんを殴打させた。ケイさんの左の肩に骨が出っ張っていて、ちょっと触れられると、すぐに悲鳴を上げて泣き叫び止まらない。梅さんは精神異常になってしまった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/30/353137.html)
 
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