黒竜江省の黄立成さんなど7人に不当な判決が
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 【明慧日本2017年9月16日】黒竜江省绥化市蘭西県に在住する法輪功学習者・黄立成さんなど7人は、6月13日に召喚され、開廷された。その結果、黄さんは懲役3年6カ月の不当な判決を宣告され、罰金5千元(およそ8万円)を科された。ほかの6人には懲役6カ月の不当な判決を言い渡され、執行猶予一年と罰金1千元を科された。

 黄さんはすでに中級裁判所に上訴書を提出した。先月11日、弁護士は中級裁判所を訪ねたが、裁判長に会えなかった。

 今年1月15日、黄さんなど8人は長江郷へ法輪功の資料を配りに行った。中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、郷派出所に身柄を拘束された。黄さんは県留置場に拘禁され、ほかの7人は一時、出所できたものの何度も召喚された。張亜傑さんは召喚中、公安局から離れ、以降、不当な召喚に応じなかった。

 4月10日、県検察庁訴訟課の課長は学習者を罪に陥るいわゆる「案件」を起訴課に移管した。黄さんの家族は弁護士を雇い、黄さんに無罪弁護をしてもらった。

 しかし、裁判所は弁護士の出廷を恐れ、6月13日、突然学習者を召喚し、午後2時に開廷することにした。黄さんと弁護士および家族には、まったく知らされなかった。黄さんの家族はすぐに開廷の延期をお願いする申請書を書いたが、裁判所に無視され、開廷も延期されなかった。家族は裁判長に知らされなかった理由を、問い詰めたところ、「知らせる義務はない」と言われた。

 当日の開廷中、黄さんは自ら無罪であると弁護をしたが、何度も訴えを止められた。起訴者側は黄さんを含む7人の学習者に懲役1年以内の判決を求めた。

 しかし、黄さんには懲役3年6カ月の不当な判決が宣告され、罰金5千元を科された。ほかの6人には懲役6カ月の不当な判決を言い渡され、執行猶予一年と罰金1千元を科された。一方、張亜傑さんの件は別の案件として取り扱われた。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/2/353260.html)
 
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