北京市平谷区の学習者・張久海さん 裁判に直面

 

　【明慧日本2017年9月16日】北京市平谷区劉店鎮行宮村に在住する法輪功学習者・張久海さん（50）は、4カ月間不当に拘禁された。情報筋によると、今月19日9時30分に平谷裁判所第二中級裁判所で張さんの裁判が行なわれるという。

　張さんは今年5月8日の夜、運転している途中で身柄を拘束された。9日午前、鎮羅営派出所の警官は張さんの自宅に押し入り、ノートパソコン1台、プリンター2台などを押収した。

　6月14日、北京市人民検察院第一支庁は張さんの逮捕状を発行した。8月21日、区検察院は張さんの案件を区裁判所に提出した。

　張さんは父親と一緒に住んでいる。今年6月、父親が転んで寛骨を骨折した。収入がないため、病院へ治療に行けなかった。

　張さんの父親は介護が必要なため、天津の弁護士が一時出所に必要な証明書を村の大隊に求めたところ、関係者に鎮の印鑑が必要だと言われ、鎮の責任者も他に責任を転嫁した。弁護士は口頭で検察院および平谷裁判所に一時出所を求めたが拒否された。

　1999年7.20以来、張さんは4回にわたって、合計7年もの間、不当に労働収容された。その期間中、拷問を受けた結果、何度も死にそうになった。あばら骨が4本骨折し、右顴骨は割れ、血尿の症状が現れた。不明な薬物を飲まされる、灌食をされる、殴打されるなど、様々な拷問を受けた。張さんは迫害から逃れるため、長年の間、放浪生活を余儀なくされた。親も迫害され、母親は2014年11日に他界した。

（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）