広東の曹君芸さん連行され 家族も恐喝される
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 【明慧日本2017年9月23日】広東省茂名市の曹君芸さん(56)は、良い人になれるように努力している法輪功学習者である。今年7月6日午後3時過ぎ、曹さんは、茂名市街に貼ってある法輪功を中傷するポスターを剥がして破った。それを見かけた真実を知らない人が警察に通報したため、曹さんは茂名市站前路派出所の警官に連行され、翌日に茂名市第1留置場に拘禁された。

 8月1日午後、茂名市站前路派出所の所長・丁科と、派出所の者だと名乗り出た江志雄(実は、茂南区610弁公室人員)らは、曹さんの家に来て、曹さんの息子を恐喝した。

 その「原因」は、一週間前に、曹さんの息子が法律に基づいて国務院監督調査チーム(広州に駐在)に電話をかけ、母親が7月6日にポスターを破った件について事情を説明し、母親はいい人で、無罪で解放することを求めた。家に来た江志雄は「お前は職階を越えて陳情したから、刑事拘留をさせるぞ。曹君芸は派出所に連行された時からずっと見ておるが、まったく我々に協力しなかった」と息子を恐喝し、さらに法輪功を中傷した。曹さんの息子は「我が国の公安部が決めた邪教の中に、法輪功は入っていない。公文書を確認下さい」と言った。

 仕事から帰って来た曹さんの夫は、この恐喝の事を聞いて、「妻は勤勉で節約し、一切嘘をつかない良い人なのに、不当に連行され、また息子までも恐喝しに来た。この世の中に絶対に正義があると信じている」と怒りを抑えきれない様子だった。

 曹さんの夫と2人の息子および親戚は、站前路派出所に行き解放を要求した。警官はファイルを持って「資料は7日後に検察院に送り、10日後に裁判所に届ける」と言った。

 曹さんの家族は早速、北京市の人権弁護士に依頼した。7月12日午後、曹さんの弁護士は、家族と一緒に茂名市第1留置場に行き、曹さんと面会した。

 7月21日、曹さんの家族は茂南区検察院に行き、「資料が届きましたか」と確認したところ、職員は「曹君芸の資料はすでに公安局が持って行った」と答えた。7月26日、曹さんに対する逮捕令状が検察院より自宅に届いた。

 7月28日、茂南区司法局は、「話がある」と曹さんの夫を住民委員会に呼び出した。曹さんの夫は住民委員会に着くと、住民委員会の役員、大隊書記、治安主任、茂南区の司法の人員がいた。司法の人員が「曹君芸に弁護士を頼みますか? 頼むなら茂名市の方で頼んであげる、お金も要らない。よその地域の弁護士を頼んではならない、さもなければ、法廷に入ることができなくなる」と話した。曹さんの夫は「私達はすでに弁護士にお願いしており、茂名市の弁護士は要りません。茂名市の弁護士を頼むことができるなら、全国の他の地域の弁護士にも頼めるはずではありませんか」と答えた。在席の人員は無言のままだった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/5/352079.html)
 
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