黒龍江省の法輪功学習者・張蘭君さんは上訴
■ 印刷版
 

 【明慧日本2017年9月23日】黒龍江省七台河市の法輪功学習者・張蘭君さん(52)は、昨年4月24日、七台河市公安支局の警官に不当に連行され、家財を押収された。今年7月4日、張さんは七台河市の新興区裁判所からの判決書を受け取り、懲役1年10カ月の不当な判決を言い渡され、直ちに張さんは上訴した。

 張さんは2010年に法輪功を学び始め、真・善・忍の基準で自分に要求するようになった。張さんの姑と実母は脳血栓を患い、行動するのが不便であるため、張さんは心を尽くして2人の老人の世話をし、双方の両親の頼りになる存在であった。

 昨年4月24日、張さんを含めて3人の法輪功学習者が、七台河市鉄山郷で法輪功の迫害の真相を村民に伝えたため、法輪功を中傷する宣伝に惑わされた人に通報され、鉄山派出所の警官により連行された。当日の夜、張さんの家の家財は警官らに押収され、部屋を荒らし回され、パソコン、携帯電話などの私物品まで持ち去られた。

 張さんは1年余りずっと七台河留置場に拘禁された。期間中、案件の責任者は張さんの娘と弟の仕事を条件に張さんを脅したり、罪を認めるようにとそそのかした。その上、留置場の副所長・張剣鋒は、言うことを聞かない張さんに対して平手打ちをくらわした。

 案件の責任者は、張さんの携帯電話の通話履歴を調べ上げ、専用の器具でその録音をとった。そして、10日後の5月8日に、張さんと通話したことのある13人の法輪功学習者を連行した。これが七台河市で発生した母の日の集団連行事件の由来である。事件のあと、張さんは巨大な圧力を感じ、自分を責める中、留置場で3カ月間泣き続けていた。

 七台河市の新興区裁判所は、今年4月27日午前、張さんに対する裁判を行った。1年あまり拘禁され、身体が極度に衰弱した張さんは、手錠をはめられた姿で法廷に入って来た瞬間、張さんの母親は抑えきれず号泣した。2人の弁護士は張さんが無罪であると弁護を行ったが、午前11時、結果を出さずに裁判は終了した。その後、張さんは引き続き留置場に拘禁された。

 今年の7月4日、張さんは新興区裁判所からの一審判決書を受け取り、懲役1年10カ月の判決を言い渡され、5千元の罰金を科された。張さんはすでに七台河市中級裁判所に上訴した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/8/6/352137.html)
 
関連文章