牡丹江の戴启鸿さん 迫害され命が危険に
■ 印刷版
 

 明慧日本2017年9月24日】黒竜江省牡丹江市の法輪功学習者・戴启鸿さんは今年9月1日、拘禁されている法輪功学習者の状況を警察所へ聞きに行った際、警官に連行され、牡丹江留置場に拘禁された。戴さんは留置場で8日間断食した後、命の危険に晒され、牡丹江公安病院に搬送された。

 戴さんは元牡丹江刑務所の警官であり、善良でかつ人を助けることが好きで、仕事も立派に行い、部署の中堅技術者であった。2008年3月20日、戴さんは牡丹江空港の近くで、真相資料を配っていた時に監視カメラに録画され、連行され、家宅捜索された。パソコン1台、プリンター2台及び真相チラシ数枚を押収され、戴さんも留置場に入れられて拘禁された。

 2009年1月20日、牡丹江市西安区裁判所の関係者らは牡丹江留置場の2階で戴さんと候さんに対して、秘密裏に早々に裁判を行い、戴さんに懲役5年、候さんに懲役4年の判決を宣告した。同年7月、戴さんはジャムス刑務所に移送された。2010年8月17日、戴さんは煉功しただけで、隊長・王燕涛の指示された複数の囚人に殴打され、なおも工場に引きずられ、殴打されて何カ所を負傷した。翌日、戴さんは迫害に反対するために出勤を拒否した。そのため、戴さんはまた王隊長らに殴打された。王は「生産現場に着いたら、お前を始末してやる!」と叫んだ。現場の事務室で、王は戴さんを蹴ったり、殴ったりし、スタンガンで口や顔を電撃した。戴さんの口や顔も変形し、スタンガンの電気もなくなったが、それでも王は依然としてやめなかった。

 その後、戴さんは口のまわりに潰瘍ができて、食事がまったくできなくなり、元気を失った。同年8月31日、それでも王は、またもや戴さんに拷問を加えた。

 5年後、戴さんは釈放されたが、妻は離婚し、仕事も失った。

 昨年7月21日、牡丹江国保大隊、検察院、留置場の関係者ら20人以上が、迫害されて死亡した高一喜さんの家に駆けつけ、葬儀に出席していた戴さんを連行し、15日間拘留した。高さん(45)夫婦は4月19日に連行され、10日間迫害されて死亡した。

 今年9月1日、拘禁されている学習者らの状況を調べに行った戴さんら一行の3人は連行され、牡丹江留置場に拘禁された。現在、断食して抗議した戴さんは、命の危険に晒されている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/11/353588.html)
 
関連文章