8年間の実刑を受けた範学斌さん 再び拘禁
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 【明慧日本2017年9月26日】(遼寧省=明慧記者)今年6月16日、遼寧省営口市の法輪功学習者・範学斌さん(45歳男性)に対して、営口市駅前裁判所で違法な裁判が行われた。2月14日にも範さんに対する裁判が営口市駅前裁判所で行われ、弁護士は無罪を主張し、本人も無実を訴えた。弁護士は今回の裁判でも無罪を主張した。

 範さんは昨年6月18日、営口市駅前区新興派出所まで連行された。範さんは、営口市留置場で14カ月間以上拘禁され、錫箔(すずはく・スズを紙状に薄くのばした有毒なもの)を製作させられていた。膨大な仕事量を完成させなければ、留置場側から様々な体罰を加えられた。また、僅かな食料しか与えられず、家族は生活の収入源を失い、中国共産党は良い人々の生活する権利までも奪い去った。

 8年間におよぶ不当な実刑を受けた

 明慧ネットによると2007年1月29日の早朝、範さんは、法輪功を学んでいるという理由で、自宅から市公安局の警官により連行され、パソコン等の私物をも押収された。

 善良で、素朴で正直な範さんの生活は貧しく、2007年に逮捕される前は蒸気による暖房工事の仕事をして、わずかな給料で生活を維持していた。また、脳に障害を持つ姉が自力で生活できない為、範さんが介護していた。範さんは真・善・忍の原則を自分に要求して身を律し、いつも他人に優しく接するように心がけていた。

 しかし、このような好青年が懲役8年の実刑判決を宣告された。2007年6月20日、営口市駅前裁判所は違法に裁判を行い、範さんを審問した。健康だった範さんは、拘束された5カ月間に受けた拷問で痩せ細り、衰弱して容貌が変形してしまい、歩く力もなくなったため、支えられながら出廷した。そのような状態にもかかわらず、手錠と重り付きの足かせがはめられていた。範さんは衰弱した状態であったが、法廷関係者に真相を伝えた。それに引き換え、検察官や裁判官らの話は理に合わず、話が矛盾していた。

 2008年5月25日、範さんは4、5人の受刑者に殴られたため、肋骨を怪我して立てなくなり、トイレに行く時も他人に支えてもらわなければならなかった。2009年10月11日、範さんは再び殴られて立てなくなり、長い間歩けなかった。刑期が満了し、帰宅してから身体は回復していないものの、以前と変わらず、法輪功を信じている。これらからも分かるように、中共は人間の行為だけではなく、人間の思想までも制限を加え、残酷な迫害を法輪功学習者達に与え続けている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/11/353593.html)
 
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