【明慧日本2017年9月26日】遼寧省瀋陽市瀋河区の法輪功学習者・劉徳服さん(68歳男性)は7月、不当な判決を受けた後、病状が悪化し、寝たきりの状態になったが、それでも、懲役3年の実刑判決と罰金2万元の判決を言い渡された。その後、劉さんは上訴した。
劉さんは法輪功を学ぶ前、多種の病気を患い、とても短気な性格だった。1999年から、法輪功を学ぶようになってから、劉さんは病気が快方し、「真・善・忍」の要求に従って、自己を律して優しい性格に変わり、人に優しく接して助けたりして、「本当にいい人だ」と近隣の人に言われた。
だが、劉さんは法輪功を学んでいるとして、当局に迫害を加えられた。
2012年12月9日、人々に法輪功が迫害されていると真相を伝えただけで、劉さんは警官に連行された。大東区留置場に入れられ迫害を加えられた劉さんは、血圧が200mmHgまで上昇し、心臓病が再発し、脳梗塞を発病したため、瀋陽242病院に運ばれた。その後、劉さんは当局の裁判所で懲役3年の実刑判決を宣告され、2013年5月に脳梗塞が発病したまま遼寧省刑務所に送られた。その1カ月後、本渓市本渓湖刑務所に移送され、独房で監禁され、暴力的な洗脳を受け、拷問され、奴隷のような労働を強いられるなどの迫害を加えられた。
昨年11月14日、瀋陽市610弁公室と政治委員会の警官は監視カメラで瀋河区小西門付近で法輪功のパネルを立てる人影を見かけため、瀋河区国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、朱剪炉派出所、大南門派出所の警官に指示を出して、劉さんを含む法輪功学習者7人を連行した。
当日の午前8時30分、劉さんと妻の劉麗萍さんは自宅で警官に連行され、家のパソコン、プリンターなどの私物を押収された。麗萍さんは1日中、尋問を受けて仮釈放された。
劉さんは瀋河留置場に送り込まれた。留置場の迫害で劉さんは脳梗塞、脳出血、心臓病、高血圧症などの症状が現れたため、242病院に搬送された。入院している間、劉さんの家族は繰り返して仮釈放の申請をしたが、すべて拒否された。
瀋河区国保大隊が劉さんの案件を同区検察院に提出したが、差し戻された。それでも、国保大隊は劉さんに罪をきせるため、新たないわゆる証拠を集めた。
今年5月、劉さんは病院で転倒し、半身不随になった。そして、家族はまた、仮釈放を申し立てたが、依然として劉さんは釈放されなかった。その間に、検察院は裁判所に劉さんを起訴した。
それから、瀋河区裁判所は7月13日、家族に通知せず、242病院にいる劉さんに対して不当な開廷をした。2人に支えられて法廷に出廷した劉さんは、「法輪功を学ぶのは良いことです。法輪功を学ぶことは罪にはなりません」と訴えた。
開廷後、劉さんの病状が悪化し、寝たっきりの状態になった。それで、家族は裁判官に会って、仮釈放を求めたが、「法医の証明証が必要だ」と言われた。家族はその要求通り、法医の証明証を裁判所に出したにもかかわらず、8月14日に劉さんに懲役3年の実刑と罰金2万元の判決が下されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)