江蘇省復員少佐陳銀汝さん 3回目の不当判決
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 【明慧日本2017年9月30日】江蘇省蘇州市の法輪功学習者・陳銀汝さんは今年5月26日、工業園区裁判所に懲役3年9カ月の不当判決を宣告された。陳さんの家族は上訴したが、二審は開廷せず、原審維持を宣告した。現在、陳さんは市刑務所に拘禁されている。

 陳さんは元少佐で、復員後、かつて中華連合財産保険会社の顧客マネージャーを勤めた。陳さんは、法輪功を学んでいるという理由で、2回刑務所に拘禁されたことがある。1回目は、2004年に懲役3年の不当判決を宣告され、無錫刑務所に拘禁されていた。2回目は、2009年に懲役3年6カ月を言い渡され、再び無錫刑務所に拘禁された。

 昨年8月18日、陳さんは自宅近くで私服警官に呼び止められ、突然、現れた私服警官3人と警官2人に身柄を拘束され、路上に止めてあった車に押し込まれ、娄フウ派出所まで連行された。当日夜8時、陳さんは市黄タイ留置場に拘禁された。

 今年5月26日午前、市工業園区裁判所は陳さんに対し、不当な裁判を行った。2人の弁護士は陳さんに無罪の弁護をした。

 工業園区検察庁の起訴者側は、陳さんが法輪功の資料を配っているビデオを再生した。しかし、映像にはバイクに乗った2人の男の姿しかなかった。弁護士は陳さんと知り合ってから6、7年が経ち、陳さんの身体の特徴にとても詳しい。映っている人物は陳さんではないと断言できると主張した。陳さん本人も2人とも自分ではないと主張した。理由は身体の特徴が違うこととバイクの型も違っていたからである。

 弁護士はさらに法廷で、中国で法輪功を学ぶこと、法輪功の資料を配布すること、法輪功の無実を訴えることは、すべて合法であり、憲法と法律に守られるべきで、また法輪功の教えである「真・善・忍」は全人類共通の価値観であり、欠かせないことだと指摘し、陳さんが無罪であると弁護した。

 2時間後、裁判官は陳さんに懲役3年9カ月、罰金5千元の判決を宣告した。その後、陳さんの家族は上訴した。

 最近の情報筋によると、市中級裁判所は証拠不足と、罪名と証拠が一致しない状況下でも、原審維持との判決を宣告した。

 現在、陳さんは市刑務所に拘禁されている。

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/23/354070.html)
 
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