山東省の胡金彦さん 2回も不当に開廷される
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 明慧日本2017年10月2日】山東省潍坊市昌楽県法輪功学習者・胡金彦さん(63歳)は、今年1月15日、市場で真相を伝えていた時に、警察官に不当に連行され、その後で逮捕許可書が出された。山東省潍坊市中級裁判所は、今年9月26日午後2時半に、昌楽裁判所で胡金彦さんの審判を下した。

 胡金彦さんは、山東省昌楽醸造所の従業員であった。今年1月15日、昌楽検察院は起訴し、昌楽裁判所は6月15日に第1回目の裁判をこっそり開廷した。この時の法廷の司法官は呉雪源であった。

 6月26日に、胡さんは懲役1年半の実刑を下された。検察院は判決に不満があったため、再び潍坊市中級裁判所に胡さんを起訴した。

 胡金彦さんは2人の警官に支えられて法廷に入って来た。胡さんは手錠と足かせをはめられて、法廷に入ると、「法輪大法が素晴らしい」とすぐさま叫んだ。潍坊市中級裁判所の李桂霞司法官は、本事件の内容を述べた。検察官は法廷で、昌楽国保大隊(法輪功迫害の実行機関)が、胡さんをもう一度起訴した理由を述べた。そして、「刑法 第300条」に基づき、胡さんを懲役3年以上とする判決を下すべきだと述べた。

 胡さんは昌楽国保大隊が捏造した罪名を認めず、法輪功を学習する人には何も罪はなく、真相を伝えることも何も悪いことではなく無罪であると主張し、すぐにも無罪で釈放することを求めた。

 弁護士は胡さんは無罪であると弁護した。「法輪功はいかなる人にも、危害をもたらしてはいません。法輪功を学習するのは、ただ良い人になりたいためです。健康な身体になるためです。法輪功は修煉であり、家に本や資料があるのは当然であり、すべて合法的な行為です」と主張した。現場の司法官と検察官らは、答弁をじっと静かに耳を傾け聞いた。

 しかしながら、最後に法廷はいい加減に終えて、別の日に再度開廷することにし、判決を先送りした。一刻も早く無罪を待ちわびる家族にとっては、この判決が出るのを先に延ばし待たせる結果になった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/28/354273.html)