トロント・クイーンズパークでの真相伝えの物語
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 【明慧日本2017年10月4日】カナダ最大の都市トロント市の中心に位置しているクイーンズパークは、カナダの有名な風景と歴史の名所であり、北米で最初の市立公園でもある。クイーンズパークは原始的な雰囲気と上品さや、清新さを常に醸し出し、周辺の環境もこれに呼応している。草地と密林が広々とどこまでも広がっている。放射状に延びる歩道に沿って、カエデ、クヌギ、ニレの木とシロマツの生えた林が続くクイーンズパークは、世界各地の観光客が訪れたがる有名な観光スポットである。それと同時に、トロントの一部の法輪功学習者たちが、毎日必ず訪れる場所でもある。この静寂な森林の中で、学習者たちは静かに煉功と座禅を行う。そして思い出したかのように、時々、警官がパトロールにやって来ては、学習者たちを静かに見守っている。

图1-2:法轮功学员集体炼功现场。
集団煉功をしている現場

图3:现场学炼<span class='voca' kid='83'>静功</span>的游客。
煉功場で静功を学ぶ観光客

 穏やかな煉功音楽と煉功の情景に観光客が引き付けられ、ある人は立ち止まって紹介を聞き、ある人はその場で煉功し、また、興奮しながら横断幕を手に持ち記念に写真を撮る人もいる。中国人観光客の中にはこの場で三退した後、学習者に拳を握ってお辞儀をする人もいた。学習者の言葉を借りると、「ここは本当にすばらしい場所」である。

 ベルギーの観光客グループが 横断幕を持ちながら写真を撮る

 学習者・王さんの紹介によると「最近、ヨーロッパからのツアー客が特に多く、ここで学習者に会うとみんなとても喜びます。ある日曜日、ベルギーからのツアーは、全員がチラシを受け取った後、みんな喜んで読み始め、興奮しながら横断幕を持ちながら写真を撮り” Falun Dafa is good!”(法輪大法は素晴らしい!)と言った」という。

图4:来自比利时(Belgium)的一个旅游团,每个人都拿了一张传单后都高兴地阅读起来,他们还兴奋地拿着横幅照了相。
横断幕を持ちながら写真を撮るベルギーのツアー客

 ある土曜日、南ヨーロッパのクロアチアから来たツアー客達は、チラシと小さな蓮の花を学習者から受け取ると、学習者を誘って記念撮影した後、別れを惜しみながら別れを告げた。

图5:来自南欧克罗地亚(Croatia)的一个旅游团,拿到了传单和法轮功学员给的小莲花,她们邀请了法轮功学员跟她们合影。
小さな蓮の花を受け取り、記念撮影をするクロアチアのツアー客

 定年退職した中国の幹部が、涙を流しながら拳を握ってお辞儀をし感謝した

 河南省許昌市から来た定年退職した元幹部の孫さんと妻、息子、息子の嫁、娘の一家5人は、クイーンズパークに来て学習者の張さんに会い、法輪功迫害の真相を聞いている途中でもめごとが起きた。しかし、最終的には一家5人が皆三退し、孫さんは涙を流しながら拳を握り、ふかぶかと腰を90度に曲げてお辞儀をしながら、「ありがとうごう! 深く感謝します!」と言った。

 張さんが孫さんに真相を伝え始めた時、孫さんの態度は非常に良くなかったことを知っておかなければならない。それなのに、孫さんはどうして一変したのだろうか?

 中国共産党が数十年来中国国民に対してもたらしてきた災難と苦痛について、張さんが孫さんに伝え始めた。すると孫さんはすぐに怒り出し、カンカンに怒りながら拳を握り張さんに殴りかかろうとした。しかし、幸いにも孫さんの娘が止めに入ったので、その場は収まった。張さんは静かに孫さんに、「どうかいきり立たずに聞いてください、あなたのお身体に触りますから。なぜ私がこのような話をするのでしょうか。あなた方の平安を願って言っているのです。考えてみてください。法輪功学習者のように殴られたり、罵られたりしながらも、他人の平安のためにどうすれば平安を保てるようになるのかを、毎日懇々とわからせようとする人など、今の世界中探してどこにいるでしょうか。私は1銭も受け取らず、ただあなた方の平安を考えているだけです。どうか心を静めて私の話を最後まで聞いてください」と言った。

 すると、孫さんの態度が少し変わり始め、「それなら、私を説得させられるように、例を挙げて見せてください」と言った。

 張さんはある学習者の物語を伝えた。「私は1996年に北京で法輪功の修煉を始め、1999年、法輪功が不当に鎮圧され始めた後、人の良かった隣人は私に接触しなくなりました。なぜなら、彼女は共産党のプロパガンダ(特定の主義・思想についての政治的な宣伝)を信じていたからです。数年前、彼女は子宮癌(がん)になり、息子が彼女を連れて出国しました。しかし、海外の医者は息子に、『お母さんは余命3カ月の命です。お母さんが遊びに行きたい所に遊びに行かせ、楽しみたいものは今のうちに楽しませてあげなさい』と言われた。その後、息子は突然、法輪功のことを思い出し、母親を連れて海外の法輪功学習者に会いに行きました。隣人はその時から法輪功の修煉を始め、1カ月経たないうちに癌がなくなり、医者は奇跡だと言いました。昨年、彼女は他の国から私に会いに来て、今、私たちは同修です」と言った。

 孫さんはまじめにこの話を聞き、しばらく考え込んだ後、「あなたたちは天安門で焼身自殺しませんでしたか?」と聞いた。

 張さんはそれに回答した。「それは共産党がでっち上げた嘘であり、法輪功を誹謗中傷するためであり、法輪功を修煉した人は極端な挙動をするのだ、と人に勘違いさせるためのでっち上げものです。考えてみてください、今は100以上の国家と地域で人々が法輪功を修煉しているのに、どうして誰も焼身自殺しないのでしょうか? 香港と台湾でも数十万人が修煉しているのに、どうして皆きちんとしており、毎年、海外の政治家がお祝いの手紙と表彰を送って来ます。これがすべて嘘なんてことがあり得ますか? 実際、焼身自殺が共産党の作り事であることだけは、はっきりしているのです」と真相を伝えた。

 孫さんはうなずき、同意を示した。張さんを上から下までじっと見わたしてから、年齢を聞いた。張さんが、「もうすぐ70歳です」と答えると、孫さん一家は全員目を見張り、驚いてた。「見たところあなたは本当に若く見えます!」と言った。そこで張さんは、「私も法輪功を修煉して命拾いし、恩を受け、それに報いるために、毎日こうして出て来て中国人に私が恩恵を受けた話を伝え、真相を伝えているのです」と言った。

 中国共産党政権が法輪功学習者の生体から、組織的に行っている臓器狩りの残酷な事実を、張さんがこの家族に伝えると、家族はみな驚愕した。この時、孫さんは涙を流しながら、「我が中国は、こんなにも天に背くような悪事を働いているのか?!」と憤慨した。

 張さんが三退の意義を伝えると、家族は全員すぐさま同意した。最後に「健康、快楽、幸福、吉祥、平安」という偽名を使って三退すると、張さんが、「これで家族全員が安全で、幸福になりますね!」と言った。すると、孫さんは感動して拳を握ってお辞儀をしながら、「本当に、ありがとうごう!」と感謝した。一家は別れを惜しみながらクイーンズパークを後にした。

 中国からの留学生「私たちは『共産党についての九つの論評』を学校に持ち帰り、見せなければならない」

 トロント大学の中国からの留学生・欒さんと高さんは、一緒に学習者の煉功場にやって来て、『共産党についての九つの論評』を求めた。高さんは『共産党についての九つの論評』と法輪功迫害の真相チラシを手に取ると、「これらを学校に持ち帰り、中国の学生に見せなければなりません。江沢民が一番悪い」と言った。

 欒さんと高さんはその場で、共青団と少年先鋒隊を脱退する声明を行い、喜びながら学習者の王さんに「本当にありがとうございました!」と礼を言った。

 OLの華人「パネル資料を写真に撮り、両親に見せなければならない」

 王さんは、市の中心部にある大企業に勤める華人の若い女性で、ある日の正午、この観光スポットにやって来て、携帯電話で全体の景色と真相パネルを真剣に録画した。

图6:了解真相的华人
迫害の真相を理解した華人

 王さんは学習者に、「真相を伝えているのを聞いた後、私は三退し、家に帰ってから両親に話し、三退させようとしましたが、どうしても三退しようとしません。両親は2人とも党員なので、共産党と共に滅亡に向かってしまうことは本当に希望していません。ですから、ここの風景とパネルに書いてある真相を録画して両親に見せ(パネルには『焼身自殺』事件と『法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出している』真相が書かれてあった)、両親が脱党するよう説得しようと思います」と胸の内を語った。

 ノルウェーの観光客「広大な縁の中に、再び法輪功と出会えた」

图7:来自挪威(Norway)的Ursula女士 和他先生Per很有兴趣地拍了很多相片,Ursula说:“‘真善忍’对这个世界,对每一个人,甚至整个宇宙都是最好的。”
ノルウェーから来たウルスラさんと夫パースさん

 ノルウェーから来たウルスラさんと夫パースさんは、興味深くたくさん写真を撮った。ウルスラさんは、「真・善・忍はこの世界の一人一人に対して、さらには、宇宙全体にとって最も良いことです」と言った。

 ノルウェーから来たこの2人は学習者が静功(座禅)をしているのを見て、興味深そうに何枚も写真を撮り、横断幕とパネルの写真も撮った。ウルスラさんは、「ノルウェーのテレビで法輪功が迫害されていることに関するニュースを見たことがあり、今回、カナダに来てからケベックの公園で法輪功学習者が煉功しているのを見て、今日また法輪功を見かけました。しかもこんなにたくさんの人達がいて、とてもうれしく思います。私たちは縁があるのだと思います。真・善・忍はこの世界の一人一人に対して、さらには、宇宙全体にとって最も良いことです。ノルウェーに戻ったら必ずきちんと理解し、私も学びたいと思います。どうも、ありがとう!」と礼を言った。

 さらにウルスラさんは、「はじめ、私はなぜこの素晴らしい功法を修煉する人が迫害を受けるのか、本当にわかりませんでした。実際は彼ら(共産党を指す)が『真・善・忍』を恐れていることが今はわかり、共産党は本当にとても悪く、自分の国民に対してこんなにも残忍で、人間性がまったくなく、本当に天理が許さないでしょう!」と言った。

 ウルスラさんとパースさんはずっと煉功場から離れようとせず、長い間見学し、最後に学習者と記念撮影してから手を振って別れた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/9/29/354331.html)
 
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