文/ヨーロッパの法輪功学習者
【明慧日本2017年10月9日】北欧のフィンランドは「万島の国」や「万湖の国」とたたえられ、湖以外は国全体が大きな森林で覆われて、国土全体の96%を占めており山紫水明(さんしすいめい・自然の風景が清浄で美しいこと)である。最近、この景色に引き付けられた内外の観光客がますます増え、フィンランドの観光旅行に来ている。フィンランドの法輪功学習者は雨の日や風の日でも、ヘルシンキのシベリウス公園、元老院広場、石の教会、海岸公園、エスペリア公園などの観光地へ行き、法輪功迫害の真相資料を配ったり、放送を流したり、看板を展示したり、署名活動を行ったり、功法の実演を行ったり、煉功したりなど、多くの方法で真相を伝え「三退」を勧めている。
たとえば、真相伝えに使うオーディオファイルを放送するのは有効な方法で、中国人が真相を理解するための心の鎖を開けることができ、同時に、中国共産党に詰め込まれた毒素を消しさることができる。ある時、7、8人の中国人が通りかかり、学習者があいさつしても、顔をこわばらせたままで相手にされなかった。学習者が真相伝えに使うオーディオファイルを流すと、中国人たちは聞いているうちに歩くスピードを落とし、終いには足を止めてじっと聞いていた。ツアーガイドはたった1人で遠くまで行ってしまい、振り返った時には誰もおらず、自分の旅行客がついて来ていないことに気が付いた。
ツアーガイドにも真っ先に真相を伝える
いつも最前線で人々に脱党を勧め続けている学習者は経験上、観光客に真相を伝えるために、まずツアーを率いているツアーガイドにまず初めに会いに行く。ツアーガイドが真相を知り三退すれば、観光客に真相を伝えることはとても楽になり、ツアーガイドたちは真相を伝えることを阻止しないばかりか、自ら観光客に真相を伝えたりするようになる。あるツアーの観光客が学習者の横断幕を見て、ツアーガイドに「どうしてここに法輪功をする人たちがいるのですか、警察官はどうして捕まえないのですか!」と聞いた。すると、ツアーガイドは「ここは欧米諸国で自由で人権があるので、彼らを捕まえないばかりでなく、保護しています」と言った。さらに、ツアーガイドは観光客に「私は法輪功を最も敬服しています。彼らは雪に覆われて凍てつく中でも座って、静かに大使館の近くで抗議しています。今日だって見てください。朝早くから雨が降っているにも関わらず、彼らはいつものように私たちよりも早くここにやって来ています。本当に素晴らしい行為です。彼らは無実の罪を着せられていることを訴え続けています」と言った。
ツアーガイドの話を聞くと、何人かの観光客が自分からブースに近寄って来て、横断幕を見て真相を理解した。
キリスト教信者も「三退」する
現在、真相を知った中国人観光客はどんどん多くなり、多くの観光客が「三退」を選択している。
ある日、マイクロバスから5、6人が出て来たので、学習者がそれを見て出迎えた。するとある男性が「香港で法輪功を見たが、忙しくて見に行けなかったので、その時はどういうことなのかわかりませんでした」と言った。学習者が男性たちに真相を伝え終わった後、DVDと資料を渡し、三退を勧めた。男性たちの内の1人だけは共産党の組織に入っていなかったが、そのほかの人は「三退」した。その内の1人はキリスト教信者で「私のことは神がつかさどっています」と言ったので、学習者は「敬虔に信じていらっしゃるようですが、二つのことを両天秤にかけることは出来ず、共産党を脱退しなければ、神でさえあなたをつかさどることはできません」と話した。すると、このキリスト教信者はこれを理解し「三退」した。
マイクロバスの観光客たちは喜んで学習者と握手して礼を述べ、記念撮影を行った。出発間際に学習者は観光客たちに「帰ったら、忘れずに家族や友人を『三退』させてください、幸せの福音がみなさんに広まりますように!」と伝えた。
さらに、中国から来た女性の観光客が「法輪大法は素晴らしい」の横断幕の前で、横断幕と一緒に写真を撮った。
中国の学習者の夫が態度を変える
ある時、役人らしい男性に学習者が観光地で会い「こんにちは!」とあいさつした。すると、男性が学習者に対して思いがけず「あっちへ行け、私はお前たちを最も憎んでいる」と叫んだ。「どうなさいましたか、私たちには何ら恨みがないと思いますが?」と言うと、男性は悪い態度のままで「俺に近づくな、中国国内だったら一発殴っているぞ」と脅した。
尋ねてみると、男性は「妻は法輪功を学んでおり、家族が反対したにもかかわらず、北京に法を守りに行きました。法輪功の30冊以上の本を私は読みましたが、私は法輪功を最も恨んでいます」と言った。そこで学習者は「冷静になって思い返してみてください。法輪功を学ぶ前と学んだ後で、奥さんに変化はありませんでしたか? あなたに対して良くなりませんでしたか? 家事をしっかりやるようになりませんでしたか?」と尋ねた。
すると男性は静かになった。そこで、学習者は続けて「もし奥さんが法輪功を学ぶことで、あなたをとても思いやるよい人間に変わったのなら、法輪功は素晴らしいと言えませんか。奥さんがよく行うようになったのは大法のお陰ですよ。大法が汚され、中国共産党が自分で演じた天安門焼身自殺事件を引き起こした時、奥さんが正義の声を上げに行くのは当然なことでしょう」と諭した。
学習者は続けて、共産党がいかに邪悪で人々を騙し、多くの人を殺しているか、などの真相を伝えた。すると突然、男性は手を伸ばして学習者の手から真相資料を奪い取るように持って行った。学習者は笑いながら「資料をよく読んで、真相をより多く理解してくれることを願っています。奥さんを支持すればすばらしい家庭になり、さらに『三退』して、すばらしい未来を選択してください」と言った。
真相を知った上で行った女性の選択
ある時、学習者が功法を実演していると、中国人観光客がやって来て横断幕の前で真相資料を見ていた。すると、女性の1人が資料を見ながら、共産党のでたらめな嘘を繰り返して言いふらした。
この時、学習者は功法の実演をやめ、歩いて行ってその女性に「私は以前、二十数年間、リウマチや胃潰瘍などの病気がありましたが、自分で法輪功の本を読み、法輪功の真・善・忍に照らして良い人間になった後、煉功して40日間で病気もすっかり良くなり、歩くのも軽い感じになりました」と伝えた。さらに学習者は「これで病院に行く必要があるでしょうか? 病気がないのに病院に行って何をするのですか? 学生が先生の授業を受けて、しっかり勉強して、はじめて大学に合格することができます。しっかり勉強しなかったなら大学に合格できなかったとしても、それで学校を恨み先生を罵ったとしたら、それはおかしくありませんか?」、「あなたのお母さんは病気になってすぐ薬を飲みました。法輪功は病気治療と健康保持に不思議な効き目があるので、真・善・忍に基づいて良い人間になれれば、病気を治すことができます。そうではありませんか?」と話した。
女性は同意を示した。そこで、学習者はさらに多くの迫害の真相を伝え、共産党の生体臓器狩りの邪悪さを伝え、さらに、なぜ「三退」しなければならないのかを伝えた。真相がわかった女性は快く同意し、今まで入っていた共産党の少年先鋒隊を脱退した。
共産党の罪悪を自分で経験した広西チワン族自治区の商売人が、少年先鋒隊を脱退する
広西チワン族自治区から来た商売人は、横断幕を見た後、思わず数十年前に自宅で起きた遭遇を話し始めた。商売人の男性は、共産党はさんざん悪事を働き2人の兄は「文化大革命」の時に、不幸にも命を落とした、と言った。また、商売人は大飢饉の期間中の悲惨な様相を思い起こした。
商売人は、共産党を最も憎んでいる、と言い、自ら進んで少年先鋒隊を脱退した。家族にも「三退」を勧めることを請け負った。さらに、横断幕に書かれているすべての真相をカメラに収録して保存し、もっぱら「中国共産党は滅亡する」の奇石について写真に取り、「中国に返ったら貴州に行って見てみます」と言った。
中国共産党の邪悪さに驚き、署名して「三退」を応援
マレーシアの若い中国系の観光客は横断幕の前に来ると、長い間見て、さらに、横断幕をカメラで撮影した。共産党が法輪功学習者の生体から組織的に行っている臓器狩りの程度を越えた邪悪さを知った時、その観光客は衝撃を受けた。そして「これはあまりにも邪悪すぎます!」と言った。その観光客の男性は、共産党がよくないことは知っていたが、このような事実は初めて聞いたことだった。そこで、男性はすぐに署名して「三退」を応援し、さらに、この共産党の罪悪を全ての友人に知らせる、と言った。
また、シンガポールから来た中国系の翻訳者・蔡さんは、横断幕を見た後、不思議に思った。蔡さんは「法輪功はこんなに素晴らしいのに、このような迫害を受けているのですか」と言った。そして、好奇心に駆り立てられたかのように「シンガポールでは法輪功学習者を目にしたことはないのですが」と尋ねた。そこで、学習者はチラシを渡し、どうすればシンガポールの煉功場を探せるのかを伝えた。すると、蔡さんはすぐに感謝の意を表し、そして、署名用紙に署名した。
また、2人の香港の観光客は、観光し写真を撮る時間が15分間しかない、と言いながらも、法輪功を学びたがり、学習者に動作を教えてもらった。第1式から第4式の功法を学んだ後、資料を手に取り「帰ったらインターネットで引き続き学びます」と言った。
外国人が真相伝えを手伝う
ある西洋人男性のツアーガイドは真相を知った後、毎回、観光客をまず横断幕の前まで案内し、法輪功の真相を教えた後、シベリウスの観光地を観光し、解説した。また、真相を知ったブラジルのツアーガイド・ルイザさんは、毎回、観光客の一団を法輪功のブースのそばまで案内して、真相パネルを見せ、さらに、共産党による生体臓器狩りの情況を一つ一つみんなに説明し、真相資料を手に取って観光客に配った。
ロシア、イタリア、ドイツ、英国、オランダ、カナダ、ブラジル、米国、アイルランド、韓国、日本などの国の観光客はみな署名して、法輪功の迫害停止を呼びかけることを支持した。また、ある人は急いでお金を寄付して援助金を提供することもあったが、学習者は寄付金を断り、観光客の支持に感謝し、真相を広めるのを手伝ってもらうようにお願いした。