連名で情報公開要求を出した中国の学習者が多数連行
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 【明慧日本2017年10月30日】今年2月以来、中国国内の各地の少なくとも50人の法輪功学習者が、各層の政府部門に法輪功への迫害政策について情報公開するようにと要求したことにより、不当に連行された。これらの学習者は、ある米国に在住する学習者の自発的な協調の下で、実名でネット上で学法や会議に参加し、そして、情報公開を要求する連名書に実名で署名し、連名書を手渡した後に連行され、迫害を受けた。

 一部の統計表によると、連行された学習者は中国の山西省、河北省、黒龍江省、重慶市、新疆、内モンゴル、北京市、広東省、上海市、南京市、石家庄市など広範囲の地区に及んでいる。連行された学習者に関しての時期や場所についての詳細、迫害を受けた一部の学習者の状況は次の通りである。

 今年2月16日、山西省朔州市懐仁県の張樹勇さんは、自宅に押し入った現地の警官に連行され、4月3日に自宅に戻されたが、虫の息となっている。

 今年3月31日午前9時、山西省大同市の法輪功学習者・李艶琴さんは連行され、今なお拘禁されている。

 今年4月5日、山西省大同市の法輪功学習者・劉宇紅さんは、自宅周辺で大同市水泊寺派出所の警官に連行され、10日間拘留された。

 今年5月22日の晩に、山西省垣曲県の法輪功学習者・孟麗霞さんは、夏県留置場に連行された。公安局・検察院・裁判所の関係者は、妊娠して数カ月の孟さんに「国家顛覆罪」の罪を付けて判決を下そうとしている。現在、孟さんは依然として拘禁されている。

 今年5月19日午後4時40分、山西省平定県の王巧蘭さんは連行され、現在、懲役6年の不当な判決を下された。

 今年5月24日午後、北京の法輪功学習者・任文曼さんは連行され、今なお拘禁されている。

 今年5月31日昼ごろ、山西省大同市の法輪功学習者・劉淑芳さんは連行され、15日間拘禁された。

 今年5月、山西省大同市霊丘県の法輪功学習者・狄保旺さんは連行され、15日間拘禁された。

 今年5月31日、山西省大同市の李紅葉さんは連行され、留置所に拘留された後、また留置場に移送された。現在、すでに帰宅した。

 今年5月31日、山西省大同市の戴秀栄さんは連行され、心臓病が発作したため、自宅に戻された。

 今年6月1日、山西省忻州市の張春蕾さん姉妹は、不当に刑事拘留された。現在、張沢蕾さんはすでに解放されたが、張春蕾さんは今なお拘禁されている。

 今年6月6日午前、山西省忻州市の張亮芳さんは連行され、今なお拘禁されている。

 今年6月6日昼ごろ、河北省蠡県の法輪功学習者・王向輝さんは連行され、今なお拘禁されている。

 今年7月26日、山西省懐仁県の劉敏さん、柴月花さんを含む5人の法輪功学習者は、山西省朔州市の応県郵便局で連名書を郵送した際に連行され、5日間拘禁された。

 今年7月2日午前、山西省文水の法輪功学習者・成浩さんは、二十数人の警官らにより連行された。成さんはもともと誰にも知られていない新しい学習者で、両親を救援する中で本気で法を学び始めた。そして、よくネット上の平台に参加していた。情報公開を求める公開状に連名した後、連行され残酷な拷問を受けたため、耐えられず大きな損失をもたらした。

 重慶では、9月中旬から下旬の十数日の間に、25人もの学習者が連行された。そのうちの1人を除いて、すべてが情報公開要求の積極的な参加者および支持者であった。その中には学習者ではない父親も含まれており、その父親を含む家族3人が連行されている。

 最近、山西省大同市霊丘県の公開状に連名したことのある、7人の法輪功学習者が連行された。

 これらの迫害を受けた法輪功学習者の中の一部の人は、ネット上の「法律育成勉強会」という平台に参加していた。参与者はすべて中国国内の法輪功学習者で、その中に山西と重慶の学習者が多数を占めていた。

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 上述の学習者は参与者の一部である。これらの学習者の中にある米国の学習者1人と国内の学習者1人が、師父の小範囲の説法の内容と「師父はこのプロジェクトに対して指示」を用いてプロジェクトの根拠とした。この海外の学習者は師父の近くにいる人で、人権会議の主席であるという。彼らは毎日ネットで学法し、法を乱す疑いがある交流を行った(3回読むとは、1回目は読むことのみ、他の2回は問題の解答と討論を行う。しかし、この米国の学習者は他の人の違う意見をあまり受け入れず、自分の意見を主導にしている。違う意見を持つ学習者はここを離れるしかない)。この米国の学習者は、迫害を制止させるための法律勉強会の解説者を務めた。そして、参加した学習者たちに各地で他の学習者に呼びかけ、政府部門に情報公開の要求書に実名で連名するようにと勧めている。それと同時に連名する学習者は、「自分の住所、身分証番号、携帯電話番号、実名を書かなければならない」とした。この交流の場では、自分を主張することが比較的に強いものだった。これらの事については、人について行くのか、それとも何事も法に則って行うのかを明確にし、弁別することが肝心である。

 ここでこれらの事に関係している学習者は、直ちに必要な安全措置を取り、出来るだけ損失を減少させるように行動し、同時に、速やかに法に則って自分を正し、法を師として、着実に三つのことをしっかりと行うように注意を与えるものである。すべての生命はみなとても貴重であり、法に従わず、人について行くことによって、もたらされた悲痛な教訓はすでに数多くあり、これ以上、人為的な損失を増やすべきではない。中国国内での広範囲に及ぶこれらの事は、必ず師父の同意を得てから行うべきであり、法を正す時期の人を救い済度する要求に符合していなければならない。

 師父は1997年に発表された「常人の心を放下して着実に修め続ける」の文章の中に、すでに明確に説かれている。「つまり、常人の階級の観念を大法に持ち込んではならない、ということです。新しい学習者も古くからの学習者も、この問題に気を付けなければいけません。法を学びに来た人はいくら学問があっても、商売がどれほど繁盛していても、官職がどれほど高くても、いかなる特殊技能があっても、何らかの功能を持っていても、みな、必ず着実に修めなければいけません。修煉とは殊勝で、厳粛なるものであって、あなたたちのその特殊な常人の心を放下できるかどうかは、皆さんにとって乗り越え難くても、必ず乗り越えなければならない一つの大きな関なのです」

 事が起きたら内に向かって探し、外に向かって求めるべきではない。私達の一人一人は、なぜ自分がその中に巻き込まれたのか、正の作用を果たしたのか、それとも負の作用を果たしたのか、自分の何の執着心がそうさせたのか、一人一人が自分の漏れを補い、一人一人がきちんと自分を修めることが出来てこそ、初めてこれらの多大な損失を減少させることが出来る。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/10/14/355452.html)
 
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