上海の劉順明さん連行され 半身不随の母 家で待ちわびる
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 【明慧日本2017年11月22日】上海閔行区馬橋の法輪功学習者・劉順明さんは、今年10月12日に、不当に連行され、閔行区留置場ですでに1カ月以上拘禁されている。90歳近くの半身不随の母親は息子が一刻も早く家に帰ることを望み、待ちわびている。

 劉さんの父親と家族は、劉さんの母親を車椅子に乗せ、馬橋派出所に連れて行った。国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の人員に、劉さんの母親は「私の息子は真・善・忍を基準として修煉している最も素晴らしい良い息子です。息子は何の罪も犯しておらず、早く釈放してください」と訴えた。国保大隊の馮という警官は、劉さんの家族が何回も国保大隊に来ることは、公安の仕事の邪魔になると言った。そして、1週ごとに国保大隊に来た劉さんの親友にも、「お前も法輪功を学習しているのか? 以前の俺だったら、何も言わずに、すぐにお前達を捕まえているところだぞ」と脅した。

 劉さんは1996年年初に法輪功を学習してから、以前の利己的な考えや行為を変え、いつも他人のことを考え、家庭を大切にし、家族に対しても精一杯の面倒をみ、他人にも、自分自身にも、穏やかで度量が大きくなった。劉さんの母親は体が悪く、半身不随で寝たきりになってすでに5年余りになる。夜は基本的に劉さん1人で母親の面倒をみている。劉さんの母親は情緒が不安定のため、夜は十数回も起きる。劉さんは仕事もあり、その辛さは劉さんにしかわからない。しかし、劉さんは何一つ文句も言わなかった。

 今回、劉さんが連行された時、劉さんの妻は「私の夫は最も善良な人です。あなた達は悪いヤツを捕まえず、良い人ばかりを捕まえてどうするのですか。早く私の夫を釈放してください」と訴えた。現在、劉さんの母親と家族はずっと劉さんの帰えりを待ち望んでいる。

 連行の初めの頃、警官は劉さんの家族に、「今回は懲役3年ぐらいの判決だろう」と言った。

 法輪功は人々を善に導き、「真・善・忍」を基準とし、社会の道徳を向上させ、法輪功を修煉することは合理的で合法的なだけではなく、逆に顕彰(けんしょう・功績などを一般に知らせ、表彰すること)すべきことである。法輪功学習者たちが人々に真相を伝え、真相資料を作り、配ることは、当然、法律の下で許される範囲内のことである。江沢民はこのような残忍極まりない迫害を引き起こし、継続すること自体が間違っており、大勢の法輪功学習者たちに巨大な苦難を与えた。同時に、この迫害は中国をますます暗く悪化させ、中国共産党の官僚たちの汚職をはびこらせ、中国社会の道徳をもますます低下させ、失墜させた。ある意味では、すべての中国人はこの迫害の被害者、犠牲者であるといえる。

 「考えてみてください。良い人を守らず、良い人を迫害する社会は怖くないですか! 自分の子供達をこのような社会の中で暮らさせたいでしょうか! 罪がない法輪功学習者を迫害することは、神々も、人々も、共に大いに憤(いきどお)っています。国内外の有識者に呼びかけて、皆、協力して、学習者たちに対する迫害を直ちに停止させ、すぐにでも学習者たちを無条件で解放するように切に願います」

 聞くところによると、劉さんの連行事件に関わった者たちは、それぞれ馬橋派出所の警官の徐玮和、及び国保大隊の沈培士である。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/17/356798.html)
 
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