天津の学習者・于富艶さん 警官に罪を着せられ
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 【明慧日本2017年11月22日】天津市西青区の法輪功学習者・于富艶さんは今年10月18日、自宅で河西区梅江派出所の警官により不当に連行され、家宅捜索を受けた。同月30日、検察院から逮捕状が出され、現在河西区留置場に拘禁されている。

 家族が依頼した弁護士が11月7日、于さんに面会した。于さんが連行されたのは、于さんの住宅区で法輪功についての真相チラシが発見されたためで、于さんが配布したものではないかと警官が疑って、于さんを連行したという。

 法輪功学習者が資料を有し、配布するのは憲法が定めた権利であり、国民の情報を知る権利を守ることでもあり、法律により保護されていることである。警官により有罪だと指摘され、これを否定した于さんに対して、警官は「于、この件を認めないと、直接、留置場送りになるぞ」と脅かした。

 弁護士は李担当警官に会い、于さんが連行された理由を質問した。李警官は「于が犯罪を犯していることだけは教えるが、他の問題については、今は調査中なので教えられない」と返事した。弁護士は「調査の期間中に、弁護士は案件の進展状況を了解する権利があり、教えてくれないと違法になります」と説明すると、警官は「法輪功についての真相資料を発見したから連行したのだ」と返事した。弁護士は「現行犯として連行したのか」と聞くと、警官は「この案件は秘密なので教えられない」と答えた。

 弁護士は事実を了承した上で、法律に基いて于さんには犯罪の事実がなく、拘禁される必要もなく、直ちに解放されるべきだと主張し、公安局河西支局、河西検察院、河西市役所などの関連部署に、于富艶さんを釈放するように求める書類を郵送した。

 11月11日、于さんの家族は再び梅江派出所へ行き、李警官に会って于さんを釈放するよう強く求めた。李警官は「この案件の書類を検察院に提出した。後は検察院に任せる。釈放するなんて不可能なことだ。法輪功を煉ることは違法だ。家でればまだましだが、外に出てればすぐに連行するぞ」と脅した。

 家族は「法輪功学習者は健康、より良い人間を目指して煉功しており、誰をも妨害しておらず、害を与えておらず、なぜ煉ることがいけないのでしょうか。弁護士からも犯罪ではないと聞いています」と質問したが、李警官は「それなら、裁判所で弁護士に任せてみよう。俺は国の政策に従って行っているだけだ」と言った。

 家族は「もし検察院が案件を差し戻したら、どうなるのですか」と聞くと、李警官はすぐに「俺は引き続き証拠資料を集める。俺はすでに法輪功学習者を何人も入所させた」と自慢するように答えた。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/16/356765.html)
 
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