河北の500人が署名し 2人の女性の解放を求める
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 【明慧日本2017年11月26日】河北省蠡県(れいけん)万安鎮西建華村の女性村民・張小倹さん、呉新華さんの2人は法輪功を煉って健康を取り戻した。そして真・善・忍に従ってより良い人間を目指しているが、今年7月30日、2人は高陽晋荘の街で警官により不当に連行され、罪に陥れられ、未だに留置場に拘禁されている。

 張さん、呉さん2人とも村で有名な良い人で、2人の解放のために現在500人の村民の署名が集まった。


張小倹さん、呉新華さんの解放を求める500人の村民からの署名

 呉さんはかつて心臓病を患い、3人目の子供を出産した後、病状はもっと深刻になり、さらに子供にも病気があった。家族一家が終日思っていたのは、良医を探して病気を治すことだった。漢方の病院や西洋医の病院を訪ねまわり治療していたが、大人にも子供のいずれにも病気の改善がみられなかった。なすすべのない窮地に陥った呉さんは、法輪功をやってみようと試してみて、病気が治った。自分が治っただけでなく、子供もった! この幸せを経験した一家はどれほど喜んだであろうか! 呉さんは身体の健康のみならず、性格も優しくなり、話し方や行動など何でも他人の気持ちを考慮した。また、他人を優先し、不利益がある場合でも、自分の方から先に受けることにした。隣人、親戚の皆は呉さんを称賛している。

 張小倹さんも同様に、1986年に深刻な頚椎症を患い、頭、首が痛くて我慢できず、座っても横になってもだめで、天津へ行って専門医に診てもらったが、治らなかった。なす術のない窮地に陥った張さんは法輪功を煉ってみると効果があり、健康を取り戻した。1998年、役場の役人らが村に来て食料を徴収した。張さんは先頭を切って食料を納めたが、自宅に戻った後、なんと140キロのミスがあったことに気づいて、すぐに140キロの食料を持って行き補った。このことは当時、村のラジオで放送され称賛された。

 2009年の冬、雪が降った。道路で歩行していた張さんは突然車に遠くまで引っ掛けられ、衣服が破れ、身体が傷だらけになった。運転手は張さんの様子を見て驚いて、かなり恐れた。しかし、張さんは「心配しないで、大丈夫ですから。行っても大丈夫です」と言った。運転手はその後、他人から張さんの住所を尋ねて、たくさんのお土産を買って張さんを見舞ったが、張さんは一つももらわず、運転手に持ち帰らせた。

 今年7月30日午後、張さんと呉さんの2人は高陽晋荘街を歩いていた時に、突然、乗用車が止まって、車の中から2人が降りて来た。1人は警察の制服を着ていたが、もう1人は私服で、警察証など何も提示せず、むりやり張さんと呉さんを車の中に押し込んで、派出所まで不当に連行した。派出所で2人の携帯品、ポケットなどが検査された。暫く経って、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官が到着して、2人を尋問し始めた。その後、2人を高陽留置場に入れ、十数日後また保定留置場に移送した。

 8月22日、2人の逮捕状が出された。9月20日、この案件は公訴課に回った。逮捕状が出されてから公訴課に回るまで、普通2カ月の調査が必要だが、高陽検察院は十分な証拠をまだ集めていないのに、はやばやと案件を公訴課に提出した。

 高陽公安局や高陽検察院の関係者の違法行為に対して、呉さんが依頼した弁護士は保定検察院に訴える書類を提出しようとしたが、受け付けられなかった。なぜ受け入れないのかと聞くと、「法輪功に関する弁護書類は一切受け付けしない」と返答された。その上、保定検察院の関係者は弁護士を脅かした。

 他方、張さんの弁護士は高陽晋荘派出所に行って弁護の手続きをしようとしたが、派出所に書類を拒否され、「国保大隊に提出すべきだ」と誘導された。弁護士は国保大隊へ行ったが、そこの警官は「高陽派出所に提出すべきだ」と言って書類を拒否した。派出所と国保大隊の警官は互いになすりつけ、書類を受け取らなかった。

 11月15日午前、張さん、呉さんに対する開廷が行われた。公訴人は横暴で理不尽で、法廷で公然と弁護士を罵った。弁護士は当事者2人の手錠を外すように申し出たが、無視された。裁判所の入り口で大きな看板に「公開、公正、効率」と大文字で書かれていたが、傍聴には2人の家族だけしか入廷を許されなかった。また、公訴人や裁判官、陪審員の名前は何一つ掲示板に公開されなかった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/11/22/356984.html)
 
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