【明慧日本2017年11月28日】（明慧記者・章韻）「明慧ネット第14回中国大陸の大法弟子修煉体得交流会」は無事、幕を閉じた。今回の法会は11月8日から20日までの13日間を経て、精選された発表文章は全部で38篇にものぼった。
中国で迫害がまだ続いていることを考慮し、大規模な法会を開催する条件が整っていないため、明慧ネットは2004年から年に一度、ネットでの修煉体験交流会を開催している。中国の各階層や各環境の中で修煉している大法弟子は明慧法会の機縁を大切にし、積極的に参加し、自分の正法修煉の実例をあげ、向上の過程と法理に対する悟りを述べている。
中国大陸の同修は修煉のことや法の中で心性を高め、確実に人を救っていることは、海外の大法弟子を非常に励まし、精進を促している。中国の険悪な環境の中で内に向けて修め、心性を高め、各種の観念や恐れる心、世間の名利に対する執着を放下し、師の正法を手伝い、衆生を救い済度することについて、海外の大法弟子はとても勉強になり、皆が同修とのギャップを探し、三つのことをしっかりと行ない、できるだけ早く自分の修煉を高めていきたいと願っている。
中国や国内外の学習者に対する修煉の要求は、みな同じである
カナダの法輪功学習者・黄知嬌さんは、2008年にカナダにきた中国からの移民である。彼女は中国で邪悪な迫害を受けたことがあり、「海外での修煉環境は比較的に緩やかであった。しかし修煉は国内外の学習者に対する要求は同じであると考えた。明慧ネットの法会の文章を集中して読むのが、最近の日課となっている」と黄さんは話した。
彼女は「体験文『三つのことをしっかり行なえば最も安全である』は、私に非常に大きな衝撃を与えた。発表者は留置場で、全身に正気が溢れ、率先してスローガンを叫び、そのため邪悪は殺意をもって、彼の頭を壁に叩き続け、邪悪は疲れ果てたが、しかし彼の頭は傷を負うことなく、皮膚の色が変わることなく腫れたりもせず、めまいを起こすこともなく、何ごとも発生しなかった。このことは邪悪と世人を大いに震撼させた。もちろんほかの奇跡的な出来事もある。例えば正念をもって洗脳班を解体したことなど、これらのことは大法の偉大さと威厳を現した。私たち大法弟子は修煉の路を歩んでおり、捨てた人心が多ければ多いほど、ますます純潔になり、大法の力は多く顕われる。私が参加しているプロジェクトは政府に真相を伝えることだが、参与する人が少なく、私の能力が限られ、社会での生活の圧力も大きく、しばらくの間は自信をなくしていた。この体験文を読み、これらの奇跡と同修の広々とした心が私を励ました。彼は、師父の按排に従って行なうことが、何よりも一番安全だという。私が強く思ったことは、法を多く学び自分を法の中に溶け込ませ、師と法を信じれば、大法の力は巨大であり、阻止されることはなく、師父の要求に従って行なえば、必ずもっと多くの衆生を救うことができる」と話した。
「『師父が導き、私たちは放棄と言わない』の体験文には、他の地区の同修のBさんを救出する過程が述べられていた。筆者はＢさんのことを全く知らず、Ｂさんは刑務所の中で状態が良くないと聞いて、大法弟子は一体であり、師父は1人の弟子も脱落させようとしていないと知っている筆者は、Ｂさんの救出を始めた。Bさんの家族は修煉していないため、迫害に対し何の術もなく、最終的に大法弟子の努力の下で、Ｂさんは正念を取り戻して、のちに救出が成功し、家族は大法の恩恵に感謝した。この文章の中で最も私を感動させたのは、弁護士が裁判所に疑われ、そのため救出の過程で憂慮すべきことが増え、このような状況下で、同修たちが考えたのは善をもって弁護士に接し、弁護士に危険を冒させてはならないということで、この大いなる善の心、無私無我の境地の現れに深く感動した。私もさらに明晰となり、常人と付き合う際、自分の成敗を重く見てはならず、さらに寛容になり、さらに忍の心を持って相手に譲り、さらに善良に、大法弟子の風貌を世人に示し、善良と希望を相手に与えることです」
「この度の法会の中で、一部は家庭の試練を語り、私もより多く受益しました。体験文『自分を修めて家庭にもたらした変化』は、私を目覚めさせてくれました。同修が意識したことは、家庭との付き合い方が良く出来ていないのは、修煉に対する理解が浅く、「自分」を中心とし、家族を無視し、修煉の中で極端に走っていたことです。彼女は家族を鏡として、絶えず自分を修め、自分を修正して、家族との関係が良くなりました。同修は自分が書いたことは微々たることだと感じましたが、しかし彼女が認識したのは、この微々たる変化は以前の自分と比べると、天地がひっくり返るほどの変化であり、それは大法が弟子が耐えがたいことを耐えて、徳をもって報われたということです。私は家族全員が修煉者なので、家庭の試練がありませんが、しかし私はコミュニティに対処する時、常人の人心が複雑で、利をめぐって暗闘し、時には不平不満が現れました。同修の体験文を読んだあと、私の心も広くなりました。師父は善解を望まれています。そのため弟子として、他人の恩讐も、良好な心理状態で対処し、最終的には法の中で善解され、素晴らしい境地に達します」と黄知嬌さんは語った。
台湾の大法弟子「よりよく学び修め、同修とのギャップを見つける」
台湾の学習者・秉寅さんは、明慧法会の体験文は彼を大きく促し、中国大陸の同修は真相伝えに全身全霊を投じている、と感じた瞬間ギャップを感じたという。『大法徒の慈悲』という体験文は、同修が人を救う切迫感と真実を描写し、360日以上真相伝えに出かけ、風の日も、雨の日も、厳寒酷暑の中でも行く先々で真相を伝え、衆生を自分の身内のように見なしたことで、自分の正念を揺るぎないものにしたという。
秉寅さんは「これも私に『相は心から生まれる』という法理を思い出させ、煉功者の意念はエネルギーがあり、正念が強ければ強いほどエネルギー場が強くなり、慈悲の心が環境に影響を与え、周囲の空間場を変えることができます。観光スポットで真相を伝える同修者のように上手に交流し、私たちに対して態度が良くない、あるいは真相を知っていない衆生、ガイド、警察官、運転手、あるいは他の常人の思想と観念を真に変えようとすれば、彼らは法のために来ており、必ず良い人になります！ 必ず正しく大法と向き合います！ もし私たち一人一人がこのように確固とした考えがあれば、環境を真に改変することができます」と話した。
彼が悟ったものは、「自分の周りの親族と友人、すべてが自分と縁のある人で、あるいは異なる次元で親族や友人になったことがあり、共にその次元の生命を守っているかもしれず、身近にいる人達にさらに慈悲をもって接しなければならない」ということである。
秉さんは「法会の文章は修煉を高める手助けになり、私に多くの受益を与え、最大のギャップを見つけ出すことができ、自分にできるだけ早く安逸心を放下するように目覚めさせ、法を実証することに全身全霊を投じさせ、人を救う列の中に加えることである」と語った。
台湾高雄市教職員を退職した学習者は、「一編一編を残らず読んで、すべての文章が心の奥深い所に触れ、中国大陸の学習者は困難で厳しい環境の中で三つのことをしっかりと行ない、厳格に自分の心性を修めて、慈悲をもって衆生を救い済度している。私はこれを知り、自分の大いなる不足を見つけた。ほんとうに雲泥の差があり、さらに精進する必要があり、自分を奮い立たせて追いかけて行こうと強く思った」と話した。
『名利を希薄にし、確実に衆生を救う』という体験文を書いたのは、79歳の高齢同修である。法輪大法を修煉したあと、常人の名利を希薄に見るようになり、物事に出会う際は自分が修煉者であることを思い、他人のために考えている。昇進の機会に恵まれた時、動じずにそのチャンスを他人に譲り、同時に自分の仕事をさらによく行なってきた。二つの会社のマネジャーの職を任された彼は、会社は手当を2人分支給すると言ったが、彼は1人分しか受け取らず、真に名利を希薄に見ることができた。
ほかに同修が法の暗記において工夫したことは、私を敬服させた。発表者は法を暗記することはとても難しいと思い、自分は年なので記憶力が衰え、暗記できないという念が強く、自信がなかったという。しかし、両目を失明した同修が法を暗記し、しかもとても良く出来ているのを目にした。『洪吟』4冊、『精進要旨』、『轉法輪』および各地区での説法の一部も暗記している。この失明した同修と一緒に学法しているときに思ったのは、法を暗記することは難しいことなのだろうか？ 彼は誰よりも難しいはずなのに、一度も難しいと言ったことがなく、とにかく暗記していた。彼は師を固く信じ、法を固く信じ、是が非でも師父の法を身体の一つ一つの細胞に溶けこませようとした。彼が悟ったことは、法の暗記を難しく感じるのは、師を信じ、法を信じることが、彼には叶わなかったことであると思った。それからは自分に厳格に要求し、毎日、半日は出かけて真相を伝えて衆生を救い、半日はグループ学法に参加して、残された時間を法の暗記に費やした。このようにして、1年間続けてみたところ、『轉法輪』を暗記できたという。
郑順利さんは、「この2人の学習者はほんとうに素晴らしい。彼らに比べて、私は何回も法の暗記を始めたが、しかし数年経った今でも『轉法輪』を半分しか暗記していない。あまりにも面目なく、あまりにも恥ずかしく、ほんとうに遅れていて、今は暗記に力を入れる時である。この度の法会を通して私は自分の多くの不足を見つけ、さらに精進して確実に修めなければならない」と語った。
交流文を読んで、自身とのギャップを見つける
台湾で旅行業をしている金さんは、毎年の中国大陸の同修の交流を楽しみにしている。すべての交流文を読み、深く感動させられた。自分の心が透き通ったように浄化されたという。中国の大法弟子は学法において、実修の過程で高い基準で自分に要求しているのをみて、金さんは自分とのギャップを感じたという。
金さんの印象に最も深く残った文は、『37日間修めて恨む心を取り除く』である。「今年の4月、警官がドアをノックしたあと、家の中に侵入し、不当に家宅を捜査され、派出まで強制連行された。連行されても、はっきりと法律の面から裁判官や警察官に真相を伝えた。『憲法』第35条と第36条は公民に信仰、言論、出版、発行、集会などの自由を付与しており、法輪功の『真・善・忍』の理念は憲法で守られていると主張した。そのため37日拘禁されたのち、無罪で解放された」という。
真相を伝える過程で彼は絶えず自分の心、念を見つめていた。十数年来、大法弟子の迫害に参与してきた警官は、発表者を難解も強制連行し、不当に家宅捜査を行ない、魔の巣窟・刑務所に送り死ぬほどの迫害、拷問を加えた。発表者は何回も慈悲をもってこの警官に真相を伝えたが、しかし今回もこの警官はまた参与した。発表者がこの警官に恨む心を持ち始めて意識したことは、長年修煉していても、慈悲ではなく、まだこんなに不純な心理状態が存在していたことであったという。煉功する時、師父の法理が現れ、彼はこの恨む心を根こそぎ取り除いた。
大法弟子を18年間、迫害してきたその警官は発表者の成年期と中年期を知っている。警官は発表者に「こんなに長い間、あなたは一度も私を罵ったことがなく、素質が高い！」と話したという。発表者は、慈悲なる師父が歴史上において、私に対する恨みを善解してくださったと話した。
金さんは修煉者の無私で慈悲なる努力に感動したという。彼女は「数年前に抜歯した際、顔面の神経の損傷を受け、私はその歯科医に恨む心が生まれたが、のちに絶えず学法を通して、長い期間をかけて、やっとその恨む心を見つけ出して無くしたことで、私の顔面が治った。この交流文を読んだあと、自分の修煉において大きなギャップを見つけることができた」と語った。
（完）
