【明慧日本2017年11月28日】黒竜江省東寧市の法輪功学習者・苗福さん(50歳男性)は、2012年に7年の実刑判決を宣告され、未だに牡丹江市刑務所に拘禁されている。今年11月13日、苗さんは刑務所で殴打され、身体は傷だらけになり、左目の眼角(がんかく・目頭および目尻)が裂けており、深刻な心筋梗塞と高血圧に陥った。
2012年2月2日、苗さんは不当に連行された7人の学習者の家族と共に、学習者を解放するよう公安局へ求めに行った時に連行され、尋問された際に拷問を受けた。
5カ月後、苗さんは他の7人の学習者と一緒に、東寧市裁判所で裁判が開かれた。苗さんは法廷で朦朧としており、腕、顔には大小の傷跡があり、歩行できず、ひいては立つことさえもできない有様で、声も小さく、多くの事を思い出せずにいた。ただ、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の大隊長に拳でひどく殴られたことだけを覚えていた。苗さんは刑務所内で多くの暴力や迫害を受け続け、もともと健康な人だった苗さんは、うすのろ(知能が少し劣っていて、反応や動作がにぶいこと)のような状態になってしまった。
同年8月9日、東寧裁判所は家族にも、5人の弁護士にも知らせないまま、秘密裏に8人の学習者に判決を宣告した。懲役7年の判決を宣告された苗さんは、牡丹江市刑務所に入所した。
苗さんは牡丹江市刑務所で法輪功を放棄しないで、煉功の権利を認めるように要求したため、刑務所の警官や苗さんを監視している囚人らに殴打され、独房に入れられた。
今年11月13日、苗さんは刑務所の生産工場で煉功できるように要求して、再度、めった打ちに殴打された。苗さんは傷だらけになり、額にも傷があり、左目の眼角(がんかく・目頭及び目尻)が裂けており、右の大腿には数本の銀針が刺された状態であった。そしてさらに、深刻な心筋梗塞、高血圧に陥っていた。現在、苗さんは刑務所17管区に、まだ拘禁されたままでいる。