【明慧日本2017年12月1日】チチハル市の法輪功学習者・張艶華さんは、真・善・忍の理念を堅持し続けたため、かつて懲役7年の不当な判決を宣告され、黒龍江女子刑務所で残忍で悲道な迫害に遭った。凍えさせられ、吊るし上げられ、縛り付けられ、滅多打ちにされ、睡眠を剥奪され、つまようじで爪と指の間を刺され、トイレに行かせないなど、気絶するまで苦しめられた。
今年3月21日の朝、張さんは出勤しようとしたところ、一斉に入ってきた大勢の警官らに拘束された。張さんと娘は中華街派出所まで不当に連行された。そこで、張さんは鉄の椅子に縛り付けられ、両腕を椅子の後ろの穴に入れられ、足首を椅子の脚の所にはめられた。警官は本を筒状にして、張さんの顔や肩を思い切り叩いた。また、革靴で力いっぱい張さんの足を蹴ったり、張さんの腕を極限までねじったり、引き伸ばしたりして、死ぬような辛さを加え続けた。残酷な拷問は夜中の12時まで続いた。
翌日、警官は張さんに「協力しないと、娘に判決を下すぞ」と脅したため、張さんはしかたなく本心とは違って妥協した。そして、警官は張さんの携帯電話や法輪功書籍、2万8千元の現金を押収し、3日後に張さんをチチハル市留置場に拘禁した。
留置場で、張さんは食事をせず報告を拒否し、労働にも参加しなかったため、受刑者らに平手打ちをされ、首をひっ掻かれた。張さんは暴力を受けたことを警官に話したが、警官は止めるどことか、受刑者らを支持した。張さんは警官に「あなたは法律執行者でありながら法を犯している」と言うと、また受刑者らにひどく殴られた。
監室に帰った後、受刑者らは「入浴させる」と言い、張さんをトイレまで引っ張って行き、有無を言わせず張さんの服をすべて脱がし、上の階段に立たせ、バケツで氷水を連続してぶっかけた。水は張さんの耳にまで入り、張さんの手足は青紫色になり、全身が震えて窒息するところだった。張さんは全力を尽くして「師父、助けて下さい」と叫ぶと、ようやくやめた。
ガタガタと震えが止まらない張さんは、服を着てそこを離れようとした時、もう1人の受刑者が飛んで来て、拳で張さんを殴り水溜りに打ち倒した。全身びしょ濡れになった張さんは、「あなたがこのような事をすると、自分にはよくない報いがある」と忠告したところ、受刑者は「このような話を私に言うな、まったく信じない」と言った。
監室に戻って来ると、受刑者はわざと窓を開け放して、張さんを板の上に放置したままで、布団などを一切くれなかった。張さんは板の上に震えながら寝ていて、心臓と呼吸が停止した。受刑者らは慌てて張さんを寝返りさせたりして、ようやく息を吹き返した。そして、ボロボロになった布団が投げ渡された。
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3日後、骨と皮ばかりに痩せこけた張さんは、両手を後ろ手にされ手錠をかけられて、足かせと繋がれたまま、口の中に無理やり管を挿されて灌食された。注がれた物に塩が大量に入れてあったため、張さんは頭痛、胃の痛み、吐き気、全身の力が抜けるなどの症状を引き起こした。
20日目になると、絶え間なく苦しめられた張さんは、大小便を失禁し、脈は僅かにふれるだけで、虫の息となり、危篤状態に陥った。
今年7月4日の晩、張さんは市内病院に運ばれ、応急措置を取った後、解放された。