【明慧日本2017年12月14日】山東省濰坊市(いほうし)中級裁判所は今年12月5日、法輪功学習者・魏蘭英さん(71)に対して懲役2年の原判決維持を宣告した。魏さんは9月15日に昌楽県裁判所で懲役2年の判決を宣告された。同日、もう1人の学習者・冀会英さん(70歳近く)も昌楽県裁判所で懲役3年の判決を宣告された。冀さんの現状は不明である。
今年3月11日午前、魏さんと冀さんは農村から現地の市場に向かっている途中、現地の派出所の警官により不当に連行された。午後、魏さんは家宅捜索を受け、法輪功創始者の写真などを押収された。当時、魏さんの娘に会うために、魏さんの自宅を訪れていたもう1人の学習者(冀さんではない)も不当に連行され、紀台留置場に一時入れられていたが当日中に解放された。その学習者は連行された後、家にもすぐ警官が訪れた。警官は学習者の孫に「壁に掛けてあるカレンダーと法輪功の本と同じものをお婆ちゃんが他にも持っているか、それはどこにあるか知っているか」と子供を騙して尋ねた。
そこで、2人の老人は法輪功についての真相を絶えず警官に説明したが、警官に無視された。2人は濰坊留置場に送られたが、血圧が高すぎて留置場に入所を拒否された。警官は偽善を装い、冀さんにパンを買い与えてから、サインを求めようとした。
当日午後10時を過ぎてから2人はやっと帰宅したが、翌日、また銀行まで案内され、それぞれ2千元のいわゆる「保釈金」を騙されて引き出した。銀行に行く途中、警官は「協力しないと生体臓器狩りの所に送るぞ」と露骨に脅した。
6月の初めに2人は昌楽県警察署に起訴された。9月15日、裁判が開かれ、判決を宣告された。2人はこれを不服として、上訴したが、魏さんは懲役2年の原判決維持を宣告され、刑務所に入れられた。冀さんの現状は不明である。